以下のとおり、危機管理連絡会議を開催いたしましたので、お知らせいたします。
1 日時:令和5年10月20日(金)17:00 ~ 17:07
2 場所:県庁4階405会議室
3 出席者:危機管理環境部次長、危機管理政策課長、県警察本部生活安全部生活安全特別捜査管理官、各部局主管課副課長など計17名
4 協議概要:「企業における個人情報流出事案の発生」について
■危機管理政策課から説明
・NTT西日本の子会社でコールセンターシステムの運用保守を担当していた元派遣社員が900万人分の顧客情報を不正に持ち出し、外部に流出させていた件について、鳴門市においても、国民健康保険に係る特定健康診査の受診勧奨業務に関連し、住所、氏名、生年月日、電話番号、年齢等の個人情報が3,071件流出していたことが判明。
・現時点では、第三者への流出は確認されていないが、市は、国の個人情報保護委員会に報告を行うとともに、事案の精査を行っているところ。
・また、市民への対応として、専用の問い合わせ窓口を設置している。
■県警察本部から意見
・情報が流出した疑いがある場合は、早期に、積極的に警察へ相談をお願いしたい。
・前提として、社内で事実関係の調査、データの保全措置、証拠保全、対象者への聴取、確認経緯の記録化などをすすめてもらいたい。
・それと並行して、警察、弁護士へ相談いただき、対処方針を早期に決定いただきたい。
■教育政策課から報告
・カシオ計算機株式会社が管理運営を行う教育アプリ「ClassPad.net」の開発環境のデータベースに対し、外部からサイバー攻撃が行われた結果、データベースに含まれていた個人情報が漏洩。
・県立城ノ内中等教育学校において、このアプリを使用していたことを確認。
・現在、詳細を調査中。
■危機管理環境部次長から、次のとおり各部局に指示
・個人情報の漏えいについては、プライバシーの侵害のみならず、犯罪をはじめ不正に利用されるおそれがある重大な問題であることを、危機管理連絡会議にて改めて共有したい。
・今回の2件について、県民からご連絡をいただいた場合は、内容をよくお聞きし、警察相談専用電話「#9110」をご案内するなど、適切に対応すること。