【記事番号:3107】
1 急傾斜地崩壊防止施設とは
急傾斜地崩壊危険区域に設置された擁壁工、アンカー工などの施設です。
2 主な急傾斜地崩壊防止施設
がけ崩れの発生、被害を防止する施設として、擁壁工、法面工、落石防止柵工などがあり、現地の状況に適した施設の整備を行ないます。
【擁壁工】
斜面の下にコンクリートで擁壁をつくり、斜面下部の崩壊を直接抑えるほか、上部からの崩壊土砂を人家手前で食い止めます。
【法面工(法枠工)】
斜面にコンクリートを使用して枠を組み、その枠内を植生等で被覆して、斜面の風化・浸食を防ぎます。また、アンカー等との併用により崩壊を直接抑える効果を持たせることもあります。
【落石防止柵工】
斜面の下の擁壁等の天端に支柱と金網で柵(ストンガード)をつくり、崩れた土砂や落石を人家手前で食い止めます。
【アンカー工】
斜面から地すべり土層を貫くように穴をあけ、ワイヤーを差し込み、地すべり土層をその下の安定した地盤に縫いつけるようにして、地すべりや斜面崩壊を抑止する工法です。
県土整備部砂防防災課(整備担当)
徳島市万代町1-1
電話:088-621-2542 ファクシミリ:088-621-2866