【記事番号:2761】
○ゴーストがなくなります。
アナログテレビ放送では、受信者に届くまでに、雑音で映像音声が劣化したり、高い建物などの影響で反射によるゴーストが起こることがありますが、デジタルテレビ放送では、ゴーストはなく、高品質の映像・音声が届けられます。
○デジタルハイビジョンが楽しめます。
今までのアナログテレビ放送1チャンネル分の電波でデジタルハイビジョン放送することが出来ます。ハイビジョン映像は16:9のワイド画面、走査線の数が1080本、また、CDなみの高音質でまるでその場にいるかのような臨場感と迫力を楽しめます。
○1チャンネルを分割して2~3番組の同時放送も可能です。
地上デジタルテレビ放送では、デジタルハイビジョン放送1チャンネル分で、現行のアナログテレビ放送と同等の標準画質の2~3番組を同時に放送することができます。
これにより、例えばスポーツ中継の延長時などに、メインチャンネルで時間通りドラマを放送しながら、サブチャンネルでスポーツ中継を引き続き楽しむことができます。
○高齢者や障害がある方にやさしいサービスが充実します。
・字幕放送
字幕放送とは、セリフやコメントを文字テロップで表示するサービスです。地上アナログテレビ放送の場合は、特別なアダプターが必要でしたが、デジタルテレビ放送では、受信機の標準機能として字幕放送を楽しむことができます。
また、番組によっては生放送も字幕付きで楽しむことができます。
・解説放送を楽しめます。
ドラマなどの筋書きを音声で紹介する解説放送を楽しむことができます。
・音声速度を変えられます。
受信機器によってはアナウンサーの声をゆっくりしたスピードで聞くことができる話速変換装置を内蔵した地上デジタルテレビが登場しています。
○いつでも、ニュースや天気予報などの情報が見られます。
データ放送はリモコンボタンを押すだけで、ニュース、気象情報や交通情報など、暮らしに役立つ便利な情報を見たいときにいつでも見ることができるサービスです。
また、番組内容と連動しているデータ放送が行われている場合もあります。例えばドラマなら、番組を見ながら、あらすじや登場人物を確認したり、スポーツなら、試合経過や選手紹介などを見ることができます。
○クイズやアンケートなど番組への参加が可能になります。
双方向機能は受信機器に電話回線やインターネット回線をつなぐことにより、テレビ局と双方向に情報のやりとりができるようになる機能です。(別途、通話料が必要となる場合があります。)
リモコンの操作で視聴者参加型の番組、例えばクイズやリクエスト番組などに参加できるようになります。
○電子番組表(EPG)で、当日から1週間先までの番組情報が見られます。EPGとは「ElectronicProgramGuide」という電子番組表のことです。リモコンのボタンを押すだけで、テレビ画面にその日から1週間先までの番組表が表示されます。放送時間や出演者など、番組内容の表示や知りたい情報の検索、番組予約を行うことができます。
また、番組の視聴予約や録画予約も簡単に行うことができ、放送時刻の変更があっても対応します。
○5.1chサラウンド
デジタルテレビ放送の音声はCD並みの高音質です。特に5.1chサラウンド放送では、専用のアンプと6個のスピーカーで臨場感のある音声が楽しめます。
なお、対応番組については、電子番組表(EPG)や新聞のテレビ欄などでご確認いただけます。
○携帯などで地上デジタルテレビ放送が見られます。
携帯・移動体向けのサービス(通称:ワンセグ)により、携帯電話のほか、車載テレビ、パソコンなどで乱れの少ない映像が受信できるため、外出先でも地上デジタルテレビ放送が楽しめるようになります。
特に緊急災害時には、電話が混み合ってつながらない状況でも、避難経路や安否情報などを受信できるため、重要な情報端末となります。
将来的には、新しい技術により、様々な分野において暮らしに役立つサービスへの適用が期待されています。
総務省ホームページ内【地デジのご案内】
企画総務部情報政策課基盤整備担当
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電話:088-621-2142
ファクシミリ:088-621-2836