【記事番号:2753】
電波は無限と思われがちですが、放送や通信に使える電波には限りがあります。
テレビ放送で使用できる電波は、各テレビ局がアナログ放送のために、めいいっぱい使い切っている状態でしたが、地デジにすることにより、電波に余裕ができます。
余った電波は、私たちの生活に役立つことに使う予定です。
例えば、交通事故や渋滞を減らすためのITS。見通しの悪いT字路でも、車同士が通信することで、衝突を回避できるようになります。
また、災害現場の映像を関係機関にリアルタイムに送り届け、的確な人命救助ができるようになります。
そのほか、スマートフォン等の普及により、携帯電話による大容量通信の必要性が高まっております。空き電波を活用することで、つながりやすくなり、映像や大きいデータも送れるようになります。
もちろん、テレビ放送も変わりました。
デジタル放送はゴーストがなく、とてもクリアな放送が楽しめます。また、いつでも最新のニュースや天気予報がチェックできるデータ放送、さらに番組のクイズやアンケートに参加できる双方向サービスも展開されます。
このように、電波の有効利用やテレビ放送の高画質化・高機能化を推進するために、国策として地デジ化が行われました。
詳しくは、四国総合通信局放送課(電話:089-936-5037)へお問い合わせください。
総務省ホームページ内【地デジのご案内】
企画総務部情報政策課基盤整備担当
徳島市万代町1ー1
電話:088-621-2142
ファクシミリ:088-621-2836