【記事番号:2747】
IP電話とは、簡単に言うと「インターネット回線を使った電話」です。VoIP(※)技術により音声をIPパケットに変換し、NTT等電話会社の一般加入電話網を経由せず、インターネット(IP網)を経由して音声通話を行うサービスです。
インターネットを使っている部分には通話料金がかからないため、一般加入電話網を使う電話に比べて安く利用できるしくみになっており、IP電話対応端末(IP電話機能付ADSLモデム、ターミナルアダプタなど)に、現在ご利用中の一般電話機を接続することで、従来と同様のダイヤル操作で利用できます。
<IP電話を利用するには、以下の環境が必要です。>
・プロバイダーへの加入
・IP電話に対応した、ブロードバンド回線(ADSL、CATV、FTTH)
・IP電話対応端末(IP電話機能付ADSLモデム、ターミナルアダプタなど)
・電話機
・パソコン
・LANケーブル
<プロバイダーが提供しているIP電話サービスの特長は次のとおりです。>
・距離に関わらず、通話料金が全国一律です
一般加入電話網を使って電話をかけると、距離に応じて通話料金が上がっていきますが、IP電話の場合、全国どこへかけても通話料金は一律です。長距離電話をかける機会が多い方は、割安感が得られます。
・同じVoIP基盤を使っているユーザー同士は、通話料無料です
国内にはVoIP基盤ネットワークを提供するIP電話事業者が複数あり、いくつかのグループに分かれています。IP電話では、同じVoIP基盤を使っているグループのユーザー同士であれば、無料で通話出来ます。電話をかける相手が違うプロバイダーに加入している場合でも、同じVoIP基盤のIP電話サービスを利用していれば、無料で通話出来ます。
・ただし、次のようなデメリットも考えられます。
一般加入電話網に比べると通話品質が劣る場合があります。
IP電話では発信できない番号があります。
IP電話のサービス内容、機能に関する情報は日々変化していますので、最新情報は各プロバイダーのウェブページ等で確認するようにしてください。
その他、詳しい内容については、IP電話サービスを行っているプロバイダーか、お近くのケーブルテレビ事業者にお問い合わせ下さい。
※VoiceoverIPの略。IPパケットに音声や発信、切断などの電話操作、接続先の電話番号などの接続先と交換する情報を載せ、IP網を経由して通話を実現する技術です。
企画総務部情報政策課基盤整備担当
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