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徳島県庁コールセンター すだちくんコール

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徳島県議会よくある質問

【記事番号:1038】

主な人権問題にはどのようなものがありますか。

県では「徳島県人権教育・啓発に関する基本計画」の中で、主な人権問題として12課題を選定し、解決に向けて様々な施策に取り組んでいます。たとえば

 

○「女性」

「男は仕事・女は家庭」「これは女の仕事」などの性別による固定的な役割分担意識や、慣習も根強く残っています。また、職場でのセクハラ、配偶者からの暴力なども社会的な問題となっています。

県では、男女が性別にかかわりなく、個性と能力を十分に発揮することができる社会をめざし、政策・方針の決定や健康・医療、就業分野、国際社会などへの参画を進めています。

 

○「子ども」

少子化や核家族化が進む中で、子育てをする力が弱くなってきています。児童虐待やいじめ問題,性の商品化などが社会問題として現れるなど、こどもを取り巻く環境は難しくなってきています。

県では、こどもへの暴力や、いじめ問題の早期解決に向けた体制や教育相談の体制の充実を進めています。また、子どもの人権について正しく理解していただくための施策を通じ、社会全体の意識改革に取り組んでいます。

 

○「高齢者」

高齢の方々は、ひとり暮らしや高齢者夫婦だけの世帯が非常に多くなり、生活面、健康面、介護、地域での交流や生きがいなど、多くの不安を抱えています。しかし、介護や日常の生活の中で、高齢者に対する身体的、精神的な虐待や言葉の暴力、財産権の侵害などの問題が現れています。

県では、高齢者の人権が尊重される社会づくり、健康保持、生きがいづくり、保健福祉サービスの充実などを通して、県民が生きがいを持って過ごせる地域づくりと高齢社会を支え合う意識の醸成に取り組んでいます。

 

○「障がい者」

障害を持っているというために偏見や差別を受けたりするほか、能力を発揮するための施設整備が十分でないなどの理由で、活動が制限されたり、社会への参加がしにくくなっている状況が見られます。

県では、障害を持つ方が能力を発揮できるよう、障がい者の人権についての理解を進めることはもちろん、交流、ふれあいの場づくりや特別支援教育の充実、雇用対策や社会参加の促進などに取り組んでいます。

 

○「同和問題」

出身地によって差別される同和問題は国の課題としてこれまで解消に取り組まれてきました。

生活環境の整備は随分改善されましたが、教育や就労の格差などがまだ見られるほか、結婚に対しても人々の差別意識は依然として残っています。

また、差別落書きや、インターネットによる差別書き込みなどが後を絶たない状況です。

県では、同和問題を早期に解決し、人権が尊重される社会の実現をめざして差別意識の解消に向けた教育・啓発や地域交流を促進するための取組を行っています。

 

○「外国人」

言葉や生活習慣、制度、文化の違いなどから誤解や、偏見が差別となって現れています。

家が借りられない、なかなか就業できない、などのほか、福祉サービスや医療、教育の面でも問題が生じています。

県では、文化や多様性を認めあいながら、地域の一員として尊重しあい、安心して暮らせるよう、環境づくりや国際理解教育に取り組んでいます。

 

○「HIV感染者・ハンセン病回復者等」

感染症については、医学的、科学的認識が十分でないことから、誤った認識や偏見が生まれ職場解雇や立ち退き要求といった人権問題となって現れています。また、病気が完治しても、高齢であったり、地域社会へ帰りにくく、現在も療養所に残らなければならないなどの状況があります。

県では、正しい知識の普及、関係者の研修のほか、教育面の充実などに取り組んでいます。

 

○「犯罪被害者等」

犯罪行為により、生命や財産への直接的な被害のほか、事後の精神的な負担や報道等により、新たな問題に苦しめられるケースも見られます。生活や家族を取り巻く環境も大きく変わり、不安を抱える事も多く見られます。

県では、安全で安心な生活が送ることができるよう、教育・啓発や家族への支援に取り組んでいます。

 

○「刑を終えて出所した人等」

出所した人、執行猶予の判決を受けた人や保護観察処分を受けた人などが立ち直ろうとしても、地域社会での根強い差別意識があることから、就職、住居の確保が困難といった更正の妨げになるような状況が見られます。また、本人だけでなく、家族の人権が侵害される場合もあります。

社会復帰のためには、周囲の多くの支援や理解が必要になります。

県では偏見や差別の解消のため、保護司会などと協力しています。

 

○「インターネットによる人権侵害」

インターネットや携帯を利用した差別書き込みや中傷、有害情報を不特定多数の者に対して発信するなどの人権侵害が顕著になっています。

利用者の情報モラルの向上や、プロバイダーへの対応を行っています。

 

○「アイヌの人々」

アイヌの人々は自然と共生した独自文化をはぐくんできましたが、居住する地域では、経済状況や生活環境など他の人々との格差が認められており、結婚や就職についても根強い偏見や差別があります。

 

○「様々な人権問題」

性同一性障がい者やホームレスになることを余儀なくされた方々の人権問題・日本人拉致問題など

関連情報

「徳島県人権教育・啓発に関する基本計画」はこちら

URLhttps://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kurashi/jinken/2004122800010

お問合せ先

未来創生文化部男女参画・人権課人権担当

徳島県徳島市万代町1ー1

電話:088-621-2187

ファクシミリ:088-621-2844

E-Mail:danjosankakujinkenka@pref.tokushima.jp