【記事番号:737】
これまで行われている「環境影響評価(環境アセスメント)」は、一般的に「事業アセスメント」と呼ばれ、施設の規模や位置など具体的な計画の策定後、つまり事業の実施段階で行われています。このため、環境影響評価の結果を踏まえて、事業の計画・内容の見直しが弾力的に行えないなど、環境への影響を回避・低減するための措置が限られてしまうことや、環境への影響について、事業の前提となる政策や計画等に住民等の意見が反映されにくいという課題が指摘されております。
その課題を解決するために、国において導入されているのが、「戦略的環境影響評価(戦略的環境アセスメント)」です。
この制度は、事業の計画・策定の段階で複数の案を設定して、環境への影響について比較評価を行い、住民・専門家などにメリット・デメリットなどの情報を公開して、その意見を把握するなど、計画の策定にあたって、環境への適切な配慮を講じようとするものです。
県民環境部環境管理課土砂担当
徳島市万代町1-1
電話: 088-621-2294 ファクシミリ: 088-621-2847
E-Mail:kankyoukanrika@pref.tokushima.lg.jp