【記事番号:684】
ADSLは、今ご利用の電話回線を使って高速な通信を行うサービスです。
一般的に、通信速度はFTTHに劣りますが、通常のインターネット操作においては、特に支障ないようです。
また、ADSLはFTTHのように、”光ファイバーを家の中に引き込む”という大掛かりな工事を必要としません。ADSLのプロバイダーから送られてくるADSLモデムを設置すれば、簡単に利用できるようになります。
しかし、「NTT回線収容局から距離が離れれば離れるほど、それに比例して通信速度が遅くなってしまう」というデメリットがあります。
一般的に、NTT回線収容局から距離が5キロ以上になると、高い通信速度は望めないケースが多いようです。
FTTHとは、光ファイバー回線を利用してインターネットに接続する方法です。
これを利用すれば、大容量データのやりとりも大変スムーズに行えます。
しかし、電柱や道路から光ファイバーを自宅まで引き込まなければならないので、ADSLに比べて開通までに時間がかかります。
コスト的にも、光ファイバー引き込みの工事費、加入金、月々の利用料などを考えると、ADSLより負担が大きいと思われます。
なお、ADSLのように、「NTT回線収容局から距離が離れれば離れるほど、それに比例して通信速度が遅くなってしまう」というデメリットはありませんが、たいていの光ファイバーはベストエフォート型(サービス品質保証のない通信ネットワーク/サービス。通信速度の上限はあるが、最低速度の保証はされていない)が基本ですので、状況によってはADSLよりも通信速度が遅くなってしまう事もあり、総戸数が多いマンション・アパートなどで光ファイバーを利用したいと考えている方は、この点に注意する必要があります。
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