全国的に、梅毒の報告数が急増しています!
徳島県における報告数も、平成28年には11件でしたが、令和4年は67件、令和5年は78件と増加傾向です。
梅毒は「過去の病気」ではありません。
正しい知識を持ち、予防や早期発見・早期治療のための行動をとることが、とても大切です。
梅毒は、梅毒トレポネーマという病原菌が原因となる感染症です。
全身に様々な症状が出ますが、症状が出たり消えたりするので感染に気付きにくいと言われています。
早期の薬物治療で完治が可能ですが、検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、重大な合併症をおこすことがあります。
また、完治しても再感染の可能性があるため、継続した予防が必要です。
母子感染による先天梅毒と性行為での感染による後天梅毒があります。
先天梅毒も増加していますが、梅毒感染者のほとんどが後天梅毒です。
梅毒トレポネーマは生体外では容易に死滅するため、性行為などの直接接触でしか感染しません。
コンドームを使用することで予防の効果はありますが、コンドームに覆われない部分の皮膚や粘膜に梅毒の症状があると、そこから感染する可能性があります。
オーラルセックス(口腔性交)によって感染し、咽頭(のどの奥)などに症状が出ることもあります。
皮膚や粘膜にしこりやただれなどの症状があった場合は、性的な接触を控え、早期に医療機関を受診してください。
また、感染を繰り返さないために、パートナーも一緒に検査を行い、必要に応じて治療を行うことが大切です。
梅毒は、感染症法で定められた五類感染症(全数把握疾患)です。
患者、無症状病原体保有者を診断した医師は、発生届を記入し「7日以内に」最寄りの保健所へ届出ください。(感染症法第12条)
※届出前に、届出基準の確認をお願いします。
※届出の際は、記入様式をFAX(088-652-9334)、感染症サーベイランスシステムへの入力、いずれかの方法でお願いします。
血液検査(抗体検査)を行い、梅毒に感染しているか(陽性)、していないか(陰性)を確認します。
梅毒に感染していても、感染初期には血液中に抗体が検出されない時期(ウィンドウ期)があります。
確かな結果を得るために、感染の可能性があった日から1か月以上あけて検査を受けるようにしましょう。
※症状がある方は、医療機関を受診してください。症状がある場合、検査をお断りすることがあります。
毎週火曜日(祝日除く)
13時00分から13時15分まで:梅毒・肝炎ウイルス検査
13時15分から14時00分まで:同時検査(梅毒・肝炎ウイルス・HIV/エイズ)
14時00分から14時15分まで:HIV/エイズ検査
※すべて要予約(前日の正午まで)、当日の検査項目変更不可
予約済の検査の内容照会・変更・取り下げも、上記URLのページ上部「申込内容照会」から可能です。
※検査項目によって予約ページが異なります。検査当日の項目変更はできませんので、予約時にお間違いがないようご注意ください。
1.受付
・予約時刻に、徳島保健所 2階検診コーナー受付にお越しください。
・必要資料をお渡しし、待合場所へ御案内します。検査前に問診票の記入をお願いします。
2.採血
・順番に採血室へ御案内します。
・採血は看護師が実施します。
・注射器・採血針・消毒綿はすべて使い捨てのものを使用しています。
3.結果報告
・検査結果をお伝えできるまで、約2週間かかります。
※HIV/エイズ検査との同時検査を受検された方は、HIV/エイズ検査の結果のみ当日(検査から概ね1時間後)に口頭でお伝えします。
・検査結果をお伝えする方法は、郵送もしくは保健所での手渡しとなります。
郵送を御希望の場合は、検査当日に110円切手を御持参ください。
保健所での手渡しを御希望の場合、準備ができましたら保健所から電話でご連絡いたします。
※保健所では診断書の発行や治療は行えません。検査結果が「陽性」の場合、医療機関の受診をお願いします。