全国的に、梅毒の報告数が急増しています!
徳島県の梅毒の報告数は、平成27年2件だったのが、28年には11件、29年には14件、そして30年は前年の2倍を超える30件と増加しています。
梅毒は治療ができる病気です。
感染の不安がある方は、早期発見・早期治療につなげるためにも一度検査を受けてみてください。
※検査を受ける方は、感染の機会から1か月以上あけてから検査を受けるようにしましょう。
※令和4年8月2日~当面の間、検査中止
毎週火曜日午前10時から午前11時まで(要予約)
徳島保健所 感染症・疾病対策担当(088-602-8907)までお電話ください。
徳島保健所2階検診コーナー
・血液検査を行います。
・検査結果をお伝えできるまで、約2~3週間かかります。
梅毒は、梅毒トレポネーマという病原菌が原因で感染します。
感染すると全身に様々な症状が出ますが、症状が出たり、消えたりするので感染に気付きにくいと言われています。
早期の薬物治療で完治が可能ですが、検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、重大な合併症をおこすことがあります。
治療をはじめると症状が軽快する時期がありますが、途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。
また、完治しても感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。
梅毒は「過去の病気」ではありません。正しい知識を持ち、予防や早期発見のための行動が必要です。
母子感染による先天梅毒と性行為での感染による後天梅毒があります。
梅毒感染者のほとんどが後天梅毒です。
梅毒トレポネーマは生体外では容易に死滅するため、性交などの直接接触でしか感染しません。
梅毒に感染したかどうかを血液検査(抗体検査)で確認します。
感染の機会から数週間は抗体検査をしても陽性反応が出ないことがあります。
正しい結果を得るために、感染の機会から十分な期間(1か月以上)をあけてから検査を受けるようにしましょう。
コンドームを使用することで、予防の効果はありますが、コンドームに覆われない部分の皮膚や粘膜に梅毒の症状があると、そこから感染する可能性があります。
オーラルセックスによって感染し、咽頭(のどの奥)などに症状が出ることもあります。
皮膚や粘膜にしこりやただれなどの症状があった場合は、性的な接触を控え、早期に医療機関を受診してください。
いったん完治しても再感染することもあります。
梅毒に感染していると分かった場合は、パートナーも一緒に検査を行い、必要に応じて治療を行うことが大切です。