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毒キノコによる食中毒に注意しましょう

例年、夏の終わりから秋にかけて、毒キノコを食用キノコと誤認して採取、喫食したことによる食中毒が多く発生しています。

徳島県でも、令和6年10月、山で採取した「ツキヨタケ」を調理して食べ、食中毒となった事例がありました。

毒キノコと食用キノコの鑑別は、素人にはとても難しいので、

食用のキノコと確実に判断できないものは、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない! ようにしましょう。

※毒キノコは発生時期や発生場所により形が変わることがあります。図鑑の写真や絵に当てはめて勝手に判断するのはやめましょう。

食用と間違えやすい毒キノコの例

食用と間違えやすい毒キノコ
キノコの種類 中毒症状 間違えやすいキノコ
ツキヨタケ 食後30分~1時間程度で嘔吐、下痢、腹痛等の中毒を起こす。 ・ヒラタケ ・ムキタケ ・シイタケ
クサウラベニタケ 食後20分~1時間程度で嘔吐、下痢、腹痛等の消化器系の中毒を起こす。 唾液の分泌、瞳孔の収縮、発汗などの症状も現れる。 ・ウラベニホテイシメジ ・ホンシメジ ・ハタケシメジ
ニセクロハツ 食後30分から数時間程度で嘔吐、下痢などの胃腸、消化器系の中毒症状を示す。 その後18~24時間ほどで横紋筋溶解が原因と考えられる全身筋肉痛、呼吸困難を示し、死亡に至ることもある。 ・クロハツ ・クロハツモドキ
テングタケ 食後30分ほどで嘔吐、下痢、腹痛など胃腸消化器の中毒症状が現れる。 神経系の中毒症状、瞳孔の収縮、発汗、めまい、痙攣等で、呼吸困難になる場合もあり、1日程度で回復するが、古くは死亡例もある。
ドクツルタケ 食後6~24時間程度でコレラ様の症状(嘔吐、下痢、腹痛)が現れるが1日でおさまる。 その後24~72時間程度で内臓の細胞が破壊され肝臓肥大、横断、胃腸の出血などの肝臓、腎機能障害が現れ、死亡する場合がある。 ・シロマツタケモドキ ・ハラタケ ・ツクリタケ

代表的な毒キノコの特徴については、厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」で御確認ください。

自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)

野生のキノコを食べて体調に異常を感じたら、すぐに医師の診察を受けましょう。