食中毒というと、給食やお弁当、レストランや旅館などの飲食店など外での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生する危険性がたくさん潜んでいます。実際に、厚生労働省に報告のあった食中毒事件だけをみても、家庭の食事が原因の食中毒が全体の約10%を占めています(平成28年)。
ただ、家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いことから、風邪や寝冷えなどと思われがちで食中毒とは気づかれず重症になることもあります。
食中毒の大部分を占める細菌性食中毒は、食品中で大量に増えた有害な細菌が付いた食品を食べたり、細菌が増える際に作り出す毒素を含む食品を食べることによって発症します。
細菌は適当な栄養分、水分、温度の3条件がそろうと爆発的に増えます。
これらのポイントをきちんと行い、家庭から食中毒をなくしましょう。
食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。
それでも、もし、お腹が痛くなったり下痢をしたり気持ちが悪くなったりしたら、
かかりつけのお医者さんに相談しましょう。