辺川(へがわ)の棚田

場所

阿南市福井町辺川

自然環境概要

水源
渓流取水 

生態系
植物：イワヒメ、ワラビ、フユヅタ 等
動物：アオモンイトトンボ、クロイトトンボ

景観 本地区は、辺川沿いの細長い範囲に存在し、両側を山に囲まれてはいるものの、なだらかな傾斜でありひらけた雰囲気がある。辺川は小さな河川であるが棚田景 観上のよいアクセントとなっており、棚田の形状も曲線部が多く、自然な印象を受ける。タケノコの産地と言うことで竹林も多く他の地区とは違った印象を与え ている。

生産環境概要

概況

＜平均勾配＞
1/15 

＜法面構造＞
土羽、石積み 

営農状況

＜総面積＞
2.5ha 

＜作付け面積＞
1.25ha 

＜耕作状況＞
水稲のみを栽培している。区画の大きさは様々である。最近、休耕田が増えてきているが、休耕田となるのは、大型機械の使用できない小さな区画である。水源を渓流取水としているが水量が安定せず、水管理に苦労している。 

＜鳥獣害被害の状況とその対策＞
イノシシ・シカ・サル・ウサギに被害をうけている。これらへの対策として電気柵を設置している。その範囲は田畑だけではなく、谷と藪にも設置されている。 

管理状況

＜管理組織＞
個人管理 

＜管理方法
出役が年に3回程度、畔の草刈りを行っている。水路の清掃については、個人でほぼ毎月行っている。 

＜周辺土地改良施設の状況＞
コンクリート三面張り水路が何カ所かあるが、老朽化が進んでいる。 

社会環境概要

地域開発の歴史
約400年ほど前から耕作されていると伝えられている。 

祭り・イベント
特になし 

アクセス方法
国道55号線を福井ダムより、約1km南進み、そこから県道に南に進み約1km。主要地方道日和佐小野線にはいり、さらに2km。