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水産研究課 Fisheries Research Division

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水産研究課

 本県は栄養豊かな内海性の播磨灘、黒潮の影響を受ける外洋性の太平洋、中間的な特性の紀伊水道という3つの豊かな海を有する一方、清流吉野川など河川環境にも恵まれ、多種多様な海・川の幸を産します。

 水産研究課は、明治34年に徳島県水産試験場として創立され、組織改正により、平成17年に徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所、平成25年に同水産研究課に改称されました。平成28年7月には「徳島県、徳島大学、阿南高専との徳島県水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する協定」が締結され、水産海洋分野の知の集積拠点となる鳴門マリンサイエンスゾーン(水産研究課鳴門庁舎、徳島大学生物資源産業学部水圏教育研究センター)と海部マリンサイエンスゾーン(水産研究課美波庁舎、県有種苗生産施設)が形成されました。平成29年3月には水産研究課美波庁舎の研究・防災棟の改築と本館の耐震改修が完了し、機能強化が図られました。さらに、平成31年3月には「徳島県、徳島大学、阿南高専、徳島文理大学及び四国大学との徳島県水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する協定」が締結され、新たに徳島文理大学と四国大学が参画されました。

 これを機会に水産研究課美波庁舎では、従来から実施してきた漁業資源調査、漁業調査船「とくしま」を用いた漁海況情報の収集・発信などの水産資源を効率的に利用するための調査研究、病害対策等安全安心な水産物を提供するための調査研究に加えて、新たにアワビ、イセエビ等磯根資源の回復と資源の有効利用、県南地域へのワカメ等海藻養殖の導入、6次産業化の推進などに取り組んでいます。また、鳴門庁舎では、ワカメ、ノリ等高水温化に対応した海藻品種や養殖技術の開発、藻類養殖のための栄養塩情報の提供と施肥技術等色落ち対策、赤潮・貝毒等漁業環境保全対策調査、及びアユ等内水面漁業の調査研究を取り組んでいます。

直近の海況図