高度技術支援課 High Technology Support Division
A:播磨灘、紀伊水道、太平洋と3つの海域を擁する徳島県では、それぞれの海域に応じて様々な漁業が行われています。
播磨灘:小型機船底びき網漁業、一本釣り漁業、魚類養殖業、藻類養殖業など
紀伊水道:小型機船底びき網漁業、瀬戸内海機船船びき網漁業、延縄漁業、藻類養殖業など
太平洋海域:延縄漁業、曳き縄漁業、一本釣り漁業、刺網漁業、大型定置網漁業、沖合底びき網漁業、近海かつお・まぐろ漁業など。
また、本県沿岸部には、漁業権が設定されており、それに基づく採介藻漁業、刺網漁業、小型定置網漁業などが行われています。特に、阿南以南の太平洋沿岸域では、アワビ等を対象とした海士漁や、イセエビ等を対象とした刺網漁業が盛んに行われています。
A:徳島の季節ごとの主な魚は、次のとおりです。
その他、徳島県は播磨灘から紀伊水道、太平洋の海域を有していることから、内海性から外洋性の様々な種類の魚介類が水揚げされています。
A:徳島県の播磨灘海域においては、ハマチ等の魚類養殖業及びワカメ養殖業が行われており、紀伊水道海域においてはクロノリやワカメの藻類養殖業が行われております。また、吉野川河口周辺では全国有数の生産量を誇るスジアオノリの養殖も行われております。
A:平成30年の魚種別漁獲量について、全国シェアが3%以上あるものは、次のとおりです。
なお、平成30年の海面漁業(養殖業を除く)の生産量は9,952tで、魚種別の構成比で上位のものは、シラス18.7%、マグロ類10.1%となっています。
出典;農林水産省ホームページ〈統計情報〉分野別分類水産業生産量統計
A:ブランド品目とは、一定の供給力があり、「安全・安心」、「新鮮」、「高品質」などにより消費者の信頼を確保し、消費者に価値を認められ、選択、購入される県産農林水産物を指します。水産物では「鳴門わかめ」、「はも」、「あわび類」、「鳴門鯛」、「養殖アユ」、「ちりめん」、「養殖スジアオノリ」、「あおりいか」の8品目がこの「ブランド品目」に該当します。
A:徳島県では、県内での漁業就業を希望される方を対象に、現場から求められる即戦力となる人材を育成する「とくしま漁業アカデミー」を平成29年4月に開講しました。
詳しいことにつきましては、とくしま漁業就業マッチングセンター又は県水産振興課までご相談ください。
とくしま漁業就業マッチングセンター(徳島) 徳島駅クレメントプラザ5階 とくしま移住交流促進センター内 0120-109-407
とくしま漁業就業マッチングセンター(東京) 東京交通会館8階 住んでみんで徳島で!移住相談センター内 03-6273-4401
県水産振興課 振興流通担当 088-621-2472
A:県下の沿岸において、アワビやサザエなどの有用魚介類については、それらが生息する海域の大部分は漁業協同組合に対して漁業権が免許されています。漁業者以外の方は、漁業権が設定された海域においてアワビやサザエなど漁業権の対象となっている水産動植物をとることはできません。
ただし、漁業権者が受忍の範囲であると認めた場合はこの限りではありませんので、どうしても採捕したい場合は地元の漁業協同組合に協議していただくことになりますが、容認されるケースは少ないと思われます。
なお、漁業権が設定された海域については、漁業調整課にお問い合わせください。
A:海の中には、アラメ、カジメ、ホンダワラ、アマモなどの海藻(海草)が生えています。これらが集まって生えているところを藻場と言います。藻場は水産動物の幼稚魚の生育の場であり、窒素やリンを吸収し水質を浄化する機能や、二酸化炭素を吸収し酸素を放出するなどの機能を有しています。
県内では、藻場を回復するための研究や、藻場を人工的に造る取組が行われています。
A:平成10年11月に鳴門市で開催された「全国豊かな海づくり大会」を契機として、県民の海・川に対する理解と親しみを深め、県民の郷土に対する愛着を高めるとともに、県内外に徳島の水産物を広くPRするため、「マダイ」、「アユ」、「ワカメ」、「アワビ」の4魚種を「阿波の踊るさかな」として選定しています。