高度技術支援課 High Technology Support Division
A:県土面積415千haの約75%に当たる315千haが森林で、林野率は全国10位です。
A:森林面積315haの約60%にあたる190千haが人工林で、人工林率は全国10位です。
A:森林の60%を占める人工林の約64%が針葉樹で、そのうち、約75%をスギが占めており、次いでヒノキ20%、マツが5%です。
A:木を切る林齢(伐期齢)は、木を育てる目的に応じていろいろと考えられます。スギは40年程度から収穫可能ですが、徳島県では60年程度で伐採(収穫)されるのが一般的です。また、木を育てる過程で木を切る間伐では、25~30年程度で伐採して利用される場合もあります。森林の公益的機能を発揮させるために、80年以上
A:CO2吸収量は次の計算式で計算されます。
森林1ha当たりの年間CO2吸収量(t-CO2/年・ha)=森林1ha当たりの年間幹成長量(m3/年・ha)×拡大係数×(1+地下部比率)×容積密度(t/m3)×炭素含有率×CO2換算係数
例えば適正に管理された植栽後約35年のスギ人工林の場合は、約9.5t(10.7×1.23×(1+0.25)×0.314×0.5×3.67)です。
A:県の木はヤマモモです。県の花はスダチで、県の鳥はシラサギです。
A:公益的な目的のために、伐採や開発を制限された森林のことで、目的別に17種あり、農林水産大臣または都道府県知事が森林法第25条に基づいて指定します。徳島県には、約116千haの保安林があります。
A:シイタケがその代表で、徳島県ではその大部分が菌床栽培で年間約8千tの生シイタケが生産され、全国1の生産量です。また小規模ですが、キクラゲやマッシュルーム、ホンシメジも栽培されています。
A植栽地の周囲をネットで囲い、設置後は年1回以上の見回りと補修が必要です。可能であれば、植栽地周辺で捕獲を実施することが望ましいです。ネズミ・ウサギ被害対策も兼ねて、植栽時に忌避剤を散布することも効果的です。単木を保護する方法もありますが、保護する高さまで枝を張ることができないため、成長の遅れや台風等による倒木が懸念されます。また、将来的に支柱等を撤去する必要があります。
A:林業は危険な作業が多いので、立木の伐倒作業等のための伐木等特別教育、道作りのための車両系建設機械運転技能講習、集材架線作業のための林業架線作業主任者免許など、作業内容や使用する機械に応じて、労働安全衛生法に基づく各種資格が必要です。ただし、自営林業の場合は、これらの資格は必要ありませんが、安全確保のため、資格を取得しましょう。
A:全国的に問題となっているナラ枯れが、本県でも確認されています。ナラ枯れは、シイ、カシ、ナラなどブナ以外のブナ科の樹種にカシノナガキクイムシが加害することにより引き起こされる萎凋病です。特徴としては、樹木の幹に5mm程度の穴が多数確認され、そこから細かい木くずが落ちて根元に溜まります。また、場合によっては7月下旬頃から葉が真っ赤になり、枯死します。このような木はナラ枯れの可能性があります。
A:原木栽培と菌床栽培の2つの方法があります。
原木栽培はクヌギ、ナラなどの原木に穴をあけて種菌を植え付けます。
秋に伐った木に春先に植菌し、日陰などで管理します。シイタケが生えてくるのは1年後位からです。
菌床栽培は広葉樹のおが屑に米ぬか等を混ぜて四角いブロックをつくり、殺菌釜で高温殺菌した後、種菌を植え付ける方式です。培養舎、発生舎などの施設が必要です。温度管理ができる施設であれば周年栽培が可能です。
A:森林組合などの林業事業体等で働くのを希望されるのであれば、(財)徳島県林業労働力確保支援センター(事務局県森連088-676-2200)にご相談ください。
また、林業事業体等で即戦力となって働くため、1年間で必要な知識や技術・資格を取得する「とくしま林業アカデミー」もあります。(とくしま林業アカデミー事務局088-635-7812)
A:木材利用創造センター(徳島市南庄町088-633-6358)にご相談ください。
A:県HPに「みどりの要覧(林業統計)」を掲載しております。
A:各県民局の林務担当部局にお問い合わせください。