子どものやけどは、大人に比べ体が小さいためやけどの範囲が広くなり、また皮膚が薄いため重い症状になる傾向があります。特に0~1歳の居室や台所でのやけどにご注意ください。
赤ちゃんにミルクを与えるときは、あらかじめミルクの温度を確かめましょう。赤ちゃんを抱きながら、熱いものを飲食したり、運んだりしないようにしましょう。
赤ちゃんがテーブルクロスの端を引っ張り、頭の上に食器や熱い食べ物がかかる事故が起きています。赤ちゃんが小さいうちは、テーブルクロスの使用はやめましょう。
アイロンや熱いやかん、鍋、食器などは、子どもの手が届かないところに置きましょう。子どもはちょっと目を離したすきに、コンロから下ろしたばかりの熱いやかんや鍋、レンジから出したばかりの食器などに触ったり、ひっくり返すなどしてやけどをしてしまうことがあります。使い終わったばかりのアイロンの温度は90度にもなるので、注意しましょう。また、床に置くストーブやファンヒーターは、安全柵で囲みましょう。
ポットや炊飯器は子どもの手の届かないところに置き、コードは引っ張らないよう巻き取っておきましょう。また、ポットにはロックをかけてお湯が出ないようにしましょう。
子どもは、床や畳の上に置いてあるポットにつかまり立ちをして、ひっくり返してお湯をこぼしたり、炊飯器の蒸気噴出口に、手や顔を近づけてやけどをすることがあります。また、炊飯器などのコードを引っ張って、ひっくり返し、やけどすることもあります。
マッチやライターを使ったら、子どもの手が届かないところに片付けておきましょう。また、新しくライターを購入するときは、「PSCマーク」の有無を必ず確かめるようにしましょう。
使い捨てライターや多目的ライターは、国が定めた技術基準に適合していない場合は販売が禁止されています。基準に適合したものは、高い安全性を備えるとともに、子どもが簡単に操作できないような幼児対策(チャイルドレジスタンス)が施され、「PSCマーク」が表示されています。ただし、子どもは大人の使い方を学習するので、この機能だけに頼るのではなく、注意を払いましょう。
子どものマッチやライターによる火遊びのために、やけどをしたり、火災が起きたりしています。
徳島県では、休日夜間の子どもの急な病気やけがなどの際に、看護師が電話相談に応じ、 家庭の対処方法等について助言を行う「徳島こども救急電話相談」を設置しています。御利用ください。
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