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◆シミュレーション◆ロコモ予防に「栄養成分表示」が使える話

9月は「健康増進普及月間」
ロコモ予防に栄養成分表示を活用しましょう。ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、運動器の機能が低下して要介護になりやすい又はなった状態のことです。生活を振り返り、どんな食生活を心がければよいか覚えておきましょう。

あなたはどのタイプに当てはまりますか?

骨折しやすいあなたは、骨折が原因で要介護になることがあります。「カルシウムたっぷり」などの栄養強調表示を参考に「カルシウム」を積極的に摂取しましょう。乳製品はカルシウムを吸収しやすい状態で含んでいておすすめ。さらに「たんぱく質」「ビタミンD」「ビタミンK」と組み合わせると効果的です。また、日光に適度に当たることや運動による刺激も骨を強くします。注意するのは「リン」。「リン」は添加物に多く使われていて、摂りすぎるとカルシウムの吸収が悪くなります。食品表示の「原材料名」も確認しましょう。

筋力の衰えが気になるあなたは、筋肉をつくる栄養素「たんぱく質」を積極的に摂取しましょう。たんぱく質を多く含む食品には肉・魚・卵・豆・豆製品などがあります。たんぱく質(アミノ酸)はいろんな種類を組み合わせると吸収率がアップ。いろんな種類の食材を組み合わせて効率よく、たんぱく質を摂取しましょう。

加工食品をよく食べるあなたは、加工食品以外の食品もしっかり食べましょう。加工食品などの添加物には「リン」がよく使われ、「原材料名」として表示されている「乳化剤」「膨化剤」「酸味料」の中に含まれていることも多いです。「リン」を摂りすぎるとカルシウムの吸収が悪くなります。食生活が加工食品に偏りすぎないように注意しましょう。

気になることが全くないあなたは、すばらしい!しかし、過信は禁物!骨も筋肉も、体内で合成と分解を繰り返しています。今は骨量も筋肉量も問題なくても、食生活が乱れるとすぐに低下してしまいます。ロコモ予防のために栄養バランスや運動習慣に気を配りましょう。