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*コラム*「子どもの事故」を防ぐために知っておくべきこと

5月5日 から 5月11日は「児童福祉週間」
子どもの特性から事故の危険が見えてきます。注意するポイントを知っておきましょう。

これまで何度もヒヤリ・ハットしたけど、子育て経験者以外も子どもの特性を掴んでおいて欲しいと思うわね。

親だけじゃなくて社会全体の課題だよな。

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徳島県作成の絵本「ヒヤリ・ハットマン」で、子どもと一緒に「生活の中の危ないこと」を学ぶことができます。動画でも楽しめます。

体が小さい

子どもは大人に比べて全てが小さいです。少しの段差で転倒したり、小さな隙間に指や手足、頭などを挟む危険も。喉の細さは小さなものでも窒息の原因に。また、身長が低いことは、子どもの視界を遮るとともに、大人からも見えづらく、交通事故にも要注意です。

好奇心旺盛だけど、理解や判断する力が未熟

「危険」ということがよく分からずに触ったり口に入れたり。たばこは1本食べると命が危険に、ボタン電池を飲み込むと、粘膜を溶かして化学やけどを起こします。その他にも急な飛び出しや大人が思いもよらない行動をとります。啓発物等を参考に事故情報を知りましょう。

身体機能や運動機能が未熟

体温調整機能が未熟で体表面積が大きいため、体温が上がりやすく熱中症に要注意。ベビーカーは熱くなったアスファルトとの距離が近いので熱くないかの確認・観察が欠かせません。体を支えたり物につかまったりの筋力が弱く、転倒や落下にも注意が必要です。

頭の比率が大きい

頭が重いため、バランスを失ってよく転倒します。高いところから下を見たり、川をのぞき込んだ勢いで頭から落下する可能性も。特にベランダに台になる物を置くのは危険です。浴槽や洗濯機、便器、階段など、室内でも転落に要注意。風呂の水をためっぱなしにしない、洗濯機や便器はフタをする、階段に柵をつけるなどの対策を。