9月下旬~12月どり作型では播種時の気温が高く、発芽不良や徒長苗が発生しやすいので、以下の方法を参考にしてください。
1)発芽の安定のために~積み重ね出芽~
- 発芽を納屋や作業舎など屋内で行い、出芽後に育苗ハウスにトレイを移動する技術(積み重ね出芽)です。
- 実際の作業は播種後2日間ほど納屋等の日陰で育苗箱を積み上げ、出芽を待ちます。
- 積み重ね中は乾燥や極端な温度上昇を防ぐため、シルバーマルチやムシロ等で覆うことで、発芽に適した温度や湿度が保たれます。
2)徒長の防止
- 発芽処理は長くなりすぎないように注意しましょう。(積み重ね2日目以降は少しでも出芽が確認されたら日中を避け速やかに広げます。)
- トレイを広げる場所(育苗ハウス)は雨よけとし、できるだけ開放、風通しを良くします。
- 気温の高い時は遮光率の低い寒冷紗(40%程度遮光)で遮光します。色白のものを推奨します。