堆肥の散布は水稲収穫後早めに行い、播種の1か月前のは終えましょう。
明渠の設置、サブソイラー等による排水対策を行いましょう。
播種2週間前に堆肥・石灰・BMようりんなどを全面に施し、深耕砕土しましょう。基肥は全層に施し、畦を整地しましょう。
土壌酸度はpH6.5の微酸性を目標に、石灰資材で土壌改良しましょう。
生わらを施すときは、播種2週間前までとし、石灰窒素(粒状)を10a当たり40kg散布してわらの腐熟を早めましょう。
高畦(20~25cm)とし、必ず排水溝を整備しましょう。
畦幅140~150cmに4~5条播きます。深さは1~2cmですが、高温・乾燥時にはやや深めの2cmとします。
播種機で均一に薄く播きましょう。
10月播きの作型は収穫適期幅が短いので、収穫労力に応じて、段播きしましょう。
早播き、高温時には、浸種すると発芽がそろいやすくなります。ただし、発芽促進処理をしてある品種は浸種の必要はありません。
種の大きさや播種期により、播種機のロール、ベルトのサイズを調整しましょう。
種の大きさは品種により、また年によっても多少の違いがありますので、購入時に必ず確認しておいてください。
高温期にはヨトウムシ、アブラムシの発生が多く、低温期にはトビムシの発生が多いので注意しましょう。
生育初期の害虫被害予防には、播種時の粒剤施用が有効です。
べと病が発生しやすい時期となるため、作型に合ったべと病抵抗性品種を栽培しましょう。
播種時に「ユニフォーム粒剤」を施用するか、本葉2~3枚時とその1週間後に登録薬剤により予防的に防除しましょう。
大雨により浸水や冠水被害を受けたほ場では早急に排水を行い、できるだけ早く適正水分に戻しましょう。
なお、茎葉に付着した泥については、乾き付く前にすみやかに水で洗い流しましょう。
低温期の浸冠水は土壌の乾きが悪いため酸素不足や根腐れによる黄化症の発生リスクが高まります。
中耕などを実施し、表土を膨軟にするとともに土壌水分を下げましょう。
また、葉面散布剤により生育の回復を図りましょう。