◇にし阿波地域では、古くから「そば栽培」が盛んで「祖谷そば」や「そば米雑炊」などで知られるように、豊かで特色ある「そば文化」を育んできました。しかし、近年、そば生産量は高齢化や担い手不足などにより減少し、地元産そば粉の供給が不足しています。そこで、平成24年度より「そらのそばづくり」を合い言葉に、行政と地域が一体となって「そばづくり協議会」を設立し、「祖谷在来」をはじめ地元のそば在来品種を確保し、新たに地域ブランド「そらのそば」として生産の振興、販売体制の整備を行い、農家所得の向上や関連する2次、3次産業の振興、地域の活性化につなげようと取り組んでいます。
※「そらのそば」とは・・・吉野川下流域で暮らす人々は、上流域を「そら」と呼んでおり、主に「にし阿波地域」の2市2町などを指していたことから、この地域で栽培された在来の玄そばを基本に生産・加工・販売される「そば粉及びそば商品」を「そらのそば」と定義しております。