1. 病害虫防除
1) 害 虫
・ ネギアザミウマ、 ハモグリバエ、 ハダニ等の害虫の早期発見に努め、
初期段階で防除しましょう。
2) 病 害
・ さび病等の病気に注意しましょう。
・ さび病は肥料不足や窒素過多にすると発病しやすいため、
適正な肥培管理を行い生育を良好に保ちましょう。
・ さび病を防除する際は発病のごく初期に防除するようにしましょう。
・ 発病株の被害残渣を圃場に放置しないように心がけましょう。
2.温度管理
・ 昼間の温度は25℃を目安にして換気するようにしましょう。
3.灌水管理
・ 温度が高くなると乾燥しやすくなるので、土の状況を観て
灌水間隔を短くしましょう。
・ 朝方ハウスを見回って、表土が黒く濡れているようなら灌水は
必要ありません。
・ 灌水は夕方に行うようにしましょう。
・ 収穫の7~10日前は土壌が白く乾いていても、ネギを固くするため
灌水はやめましょう。
1. 栽培管理
・ 日差しが強くなると、灌水は、量を増やすとともに、播種前後には
散水ムラが生じないようにしましょう。
2. 病害虫防除
1) 害虫
・ ネギアザミウマ、 ハモグリバエ、 ハダニ等の発生が認められる頃です。
・ 防虫ネットの利用するなど、初発防除の徹底により、個体数を増やさないよう
努めましょう。
2) 太陽熱土壌消毒
・ ネギアザミウマ、 ハモグリバエの蛹は土壌表面や土壌中にいるため、
透明ビニール等で土壌表面を覆い、土壌高温処理による熱処理が害虫防除に効果的です。
・ 太陽熱土壌消毒をする際は、元肥施用後、播種用の畦を立ててから、ビニール被覆しましょう。
1. 水管理
・ 日差しも強くなり土壌は乾燥しやすくなっているため、発芽揃いをよくし、
生育をそろえるためにも播種前に畦全体に十分潅水し、土壌水分を均一にしておきましょう。
・ 播種から発芽後も、灌水不足や灌水ムラが生じないよう灌水しましょう。
・ 春からの高温期に向かう栽培では、発芽不良や葉先枯れ症状が発生するので、
寒冷紗等の設置を行いましょう。
・ かん水は草丈が10cmを越えると、地表面が若干湿る程度とします。
・ かん水は地温抑制効果の高い夕方から行いましょう。
2. 病害虫防除
1) 害虫
・ ネギアザミウマ、ネギハモグリバエの発生が多くなってくる時期です。
・ 発生初期に農薬を3種類以上使ってローテーション散布するようにしましょう。
・ 発生が認められたら7~10日間隔で農薬を散布するようにしましょう。
2) 防虫ネット利用
・ 害虫の侵入を防ぐため、ハウスの両サイド、出入り口等に防虫ネットを設置しましょう。
3) 太陽熱土壌消毒
・ ネギアザミウマ、 ハモグリバエの蛹は土壌表面や土壌中にいるため、
透明ビニール等で土壌表面を覆い、土壌高温処理による熱処理が害虫防除に効果的です。
・ 太陽熱土壌消毒をする際は、元肥施用後、播種用の畦を立ててから、ビニール被覆しましょう。
1. 暑熱対策管理
1)夕方灌水
・最高気温が30℃を越える日で降雨がなく湿度が低いとき、夕方日が
沈みかける頃に灌水を行います。
・潅水量が多くなりすぎると、根腐れや軟腐病が発生するため、
適量(土を握った際に軽く塊になる程度)になるよう行います。
2)ハウスへの遮光資材の被覆
ア 資材の種類
・遮光を行うことで無遮光に比べ、30%遮光資材で約2~4℃の
気温抑制効果があります。
イ 被覆時期
・黒寒冷紗で生育前期(は種後約1ヶ月)遮光を行い、本葉が展張する頃に
遮光資材を除去します。
2. 病害虫防除
1) 害虫
・ネギアザミウマ、ネギハモグリバエの発生が多くなってくる時期なので、
発生初期に防除するよう、適期防除に努めましょう。
・害虫の多発生が認められた場合、登録農薬の種類や系統を変えて散布します。
2) 太陽熱土壌消毒
・ ネギアザミウマ、 ハモグリバエの蛹は土壌表面や土壌中にいるため、
透明ビニール等で土壌表面を覆い、土壌高温処理による熱処理が害虫防除に効果的です。
・ 太陽熱土壌消毒をする際は、元肥施用後、播種用の畦を立ててから、ビニール被覆しましょう。
3)残渣処理
・害虫が発生し、収穫できない細ネギが生じた場合は、
ハウス内を高温にして害虫を熱駆除してから処理しましょう。
1. 水管理
・ 気温が下がるにつれ、灌水量は7~8月に比べ少なくしていきます。
・ この時期は降雨が多く(曇雨天が多く)、水をやりすぎると軟弱徒長します。
一回あたりの灌水量を少なくし、灌水する回数を多くするよう心がけましょう。
・ 生育後期の細ネギは、灌水量を少なくしていきます。生育後期の細ネギに、
雨水が入らないよう注意しましょう。
2. 病害虫防除
1) 防除対策
・9、10月に入っても、ネギアザミウマ・ネギハモグリバエの発生は多く、引き続き注意して
農薬のローテーション散布を心がけて下さい。
・ハスモンヨトウの発生も多くなる時期なので、防除をしっかりと行うようにしましょう。
2) 残渣処理
・害虫が発生し、収穫できない細ネギが生じた場合は、ハウス内を高温にして
害虫を熱駆除してから処理しましょう。
3) 太陽熱土壌消毒
・ ネギアザミウマ、 ハモグリバエの蛹は土壌表面や土壌中にいるため、
透明ビニール等で土壌表面を覆い、土壌高温処理による熱処理が害虫防除に効果的です。
・ 太陽熱土壌消毒をする際は、元肥施用後、播種用の畦を立ててから、ビニール被覆しましょう。
1. 水管理
・ 草丈20cm程までは、十分な灌水とし、生育の促進を図りましょう。
・ 草丈20cm~30cm程までは、徐々に灌水量を減らします。
・ 草丈20cm以降の灌水が多いと、軟弱に生育し、品質が低下するので
注意しましょう。
・ 草丈30cm程に達した頃からは、さらに灌水量を少なくしながら仕上げて
いきます。
・ 目標の草丈に達する少し前から、灌水制限を実施し、葉色を濃く仕上げ
ましょう。
2. 病害虫防除
・ 先月に引き続き、ネギアザミウマ、ネギハモグリバエ、ハスモンヨトウ等
の発生に注意しましょう。
・ ハダニの発生にも注意しましょう。
1. 管理
1) 保温
・ 10℃を下回る時期(11月下旬~12月上旬)になると、サイドのビニールを下げて
保温を始めます。
・ 蒸し込みによりハウス内湿度が高くなると、病気が発生しやすくなります。
・ 厳寒期でも蒸し込み状態を継続すると、葉ネギが軟弱に生育し、凍結時に
葉折れを起こします。
2) 換気
・ 病気の発生と葉折れの防止のため、冬季でも日中の換気を行います。
・ 換気は、風下側のサイド肩部のビニールを開けて行い、
ネギに直接風が当たらないよう注意しましょう。
1. 水管理
1) 播種前
・ 発芽揃いをよくし、初期生育を旺盛にするため、播種前に畦全体に
十分潅水して、土壌水分を均一にしておきます。
2) 播種から発芽まで
・ 発芽までの潅水不足と潅水むらは、発芽の不揃いとその後の生育むらの
原因となります。
・ 播種から発芽までは十分に水分が必要であるため、土壌水分を
見ながら乾かないように潅水します。
3) 発芽後
・ 発芽後の幼苗期(本葉がでるまで)は、立枯病が発生しやすいため、
潅水はやや控えめとし、水圧を強くしないよう注意します。
4) 生育初期
・ 本葉が出始めたら、潅水量を多くし、生育の促進を図り、草丈10~15 cm
までは十分潅水します。
5) 生育中期
・ 草丈 20cm前後から、生育初期の潅水量より、潅水量を少なくします。
・ 草丈 15~30cmの時期の極端な乾燥は、生育を悪くし、
潅水量が多すぎると軟弱に生育し、品質が低下するため、注意が必要です。
・ 土壌条件、天候等を考慮して、潅水間隔、潅水量を調整します。
6) 生育後期
・ 草丈 30cm程に達した頃からは、さらに潅水量を少なくしていきます。
7) 収穫前
・ 葉色を濃くし、固くしまったものにするため、目標の草丈に達する少し前
から潅水制限を行います。
※ 自分の圃場のくせを知り、細ネギにあった水管理をするようにしましょう。
1. 管 理
1) 潅 水
・ 地温の低下を防ぐために、潅水は午前中に行いましょう。
・ 低温期は、潅水のやりすぎに注意しましょう。
・ 潅水が多すぎると、軟弱徒長となり品質低下をまねくとともに、ハウス内が
加湿となり、病気の発生を助長します。
・ 土壌条件、 天候等に配慮して、潅水量、 潅水間隔を調整するようにしましょう。
2) 温度管理
・ 厳寒期においても、日中は換気を行い、高温多湿にならないよう注意しましょう。
・ 夜間は、凍結を防ぐよう保温に努めます。特に、収穫間際の細ネギの葉が、
凍結により傷まないように注意しましょう。
2. 病害虫の防除
・ 冬場で害虫の発生は極端に少ないですが、アザミウマ等はハウス内で越冬して
いることもあります。食害痕などに注意し、発生が認められる場合は
冬場でも薬剤防除を実施しましょう。
1. 病害虫防除
・ 3月後半になると、ネギアザミウマやネギハモグリバエ、ハダニ類等の害虫が増加します。
発生が認められたら適切に防除し、蔓延防止に努めましょう。
・ 降雨が続き湿度が高くなり、気温が15℃前後の日が続くと、さび病やベと病等の病害が
発生しやすくなるので、予防散布に努めましょう。
2.温度管理
・ 晴れた日は10時~3時の間はサイドを空けて、20~25℃に保てるよう換気しましょう。
3.水管理
・ 圃場の土壌表面が湿っていたら、灌水は不要です。
・ 土壌表面が白く乾いていても7~10日後に収穫を開始する場合は、ネギを固くするために
灌水はしないようにしましょう。