文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

管内水稲ほ場のイネカメムシ発生状況調査について(8月7日から8月14日)

イネカメムシの被害にお気をつけください

近年、イネカメムシの発生が拡大傾向にあります。イネカメムシは斑点米カメムシ類という害虫類に分類され、イネの穂を吸汁加害することで玄米が変色し、斑点米となる被害や、不稔となり実がつかないといった被害が発生します。これらの影響で、イネカメムシが発生したほ場では、大幅な減収となったり、等級が下がるなどの被害が起こる可能性が高くなります。

また、徳島県では、8月2日に県西部及び県東部、普通期水稲の斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ等)について注意報を発令しています。今後、出穂期を迎えるほ場においては、水田内での発生状況を注視するとともに、適切な防除をお願いします。

美馬管内の発生状況について

美馬農業支援センターでは今年、管内の発生状況について調査するため、イネカメムシ発生状況のモニタリング調査を行っています。発生状況は以下の通りです。

イネカメムシ調査地と発生状況
イネカメムシ捕獲数の推移

地域の生産者が意識して防除に取り組んでいることから、一部地域ではイネカメムシが捕獲されましたが、少数となっています。

前回同様、クモヘリカメムシが捕獲されている調査地点もありました。

今後、出穂期を迎えるほ場では、引き続き、害虫の発生状況を確認し、適期防除を心がけるようお願いいたします。

また、モニタリング調査は9月中旬まで継続する予定となっています。

参考資料

管内の水稲農家向けに、イネカメムシについての注意喚起パンフレットを作成しました。

イネカメムシの被害に対しての注意喚起チラシ