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けいとうの栽培管理

那賀町相生地域の特産物であるけいとうは7月出し、盆出し、彼岸出しが主な作型となります。このページでは8月出荷の盆出しの作型を紹介しております。

5月の管理

圃場準備を行い、は種から定植までの管理を行いましょう。

1.圃場準備

 1)病害虫や雑草を防除するために太陽熱消毒等の土壌消毒を行いましょう。

 2)土壌水分に注意し数回耕うんして土壌を細かくし、畝幅1500mm間隔で畝立てを行い畝の天をトンボで平たんにならしましょう。

 3)降雨に備え耕うん後は早めに畝を立て黒色ポリマルチを張りましょう。

2.は種 

 1)水稲育苗箱に用土を入れ、十分潅水を行いましょう。

 2)は種量は手植えの場合、種1袋(約2万粒)で30トレイが目安となります(1aあたり約10~20トレイ)。

 3)は種後は覆土を薄く(種子が隠れる程度)行い、乾燥防止対策として濡れた新聞紙などを被覆しましょう。

 3.育苗管理

 1)発芽適温は20~25℃のため温度が確保できる簡易ハウス内で育苗しましょう。

 2)適宜潅水し乾燥を防ぎ、3割くらい発芽したら被覆を外しましょう。

 3)発芽後は葉色をみて黄色いようであれば、液肥500~800倍を施肥しましょう。

4.定植

 1)本葉2~3枚が定植適期になります。

 2)10cm×10cm×9目(もしくは8目)のフラワーネットを張り、植穴を大きめに開け根を傷めないよう丁寧に植え付けましょう。

 3)定植後は不織布をべたがけしましょう。低温や雨天時の泥はねから苗を保護してくれます。

 4)活着するまでは適湿を保つために動噴等で散水しましょう。

6、7月の管理

生育状況を観察し肥培管理や病害虫防除に努めましょう。

1.フラワーネットの調整

 成長に合わせ適宜フラワーネットを引き上げましょう。

2.肥培管理 

 生育状況をみながら、液肥300~500倍を追肥しましょう。活着前に施肥を行うと根傷みの原因となるため注意が必要です。

3.病害虫防除

 病害は立枯病に注意し発生前の予防散布に努めましょう。虫害はアブラムシ、シロオビノメイガやハスモンヨトウの発生に注意し、発生初期に農薬散布を行い防除に努めましょう。

8月の管理

収穫、調整を行い出荷しましょう。

1.収穫
収穫時期は花冠が十分開いた後、花茎の硬さで決めます。花茎が柔らかいと水揚げが悪く品質を落とすので注意しましょう。

2.調整、出荷
出荷規格に合わせてサイズ別に分け、花首をそろえて10本1束に結束しましょう。選別後は浅水につけ十分水揚げしてから出荷しましょう。