社会人枠採用者【企業支援課 主任主事】

　企業支援課の立地推進担当として、県外企業を徳島県に誘致するための業務に携わっています。情報通信関連事業・サテライトオフィスの新規事業所開設に対する補助制度の運用や毎年東京と大阪で開催している企業誘致セミナー「徳島ビジネスフォーラム」の実施、さらに令和3年度は県内のサテライトオフィス候補物件やコワーキングスペース等のPR動画制作事業など、企業誘致につなげられるよう、多様なアプローチで日々業務に取り組んでいます。

　大学進学を機に上京し、就職したゼネコンで事務職として働く中で、土木、建築といった様々な現場を経験しました。ハード面で新たな人の流れを生み出し、地域を支える仕事にやりがいを感じていましたが、ソフト面で深く地域と関わってみたい、地元徳島県の活性化に携わりたいという思いが強くなり、県職員を志望しました。

　民間と行政では目的が異なるので、業務の進め方やルールにも違いがあり、最初は戸惑うこともありましたが、民間で経験してきたことも業務に生かせる点があると気づきました。解決すべき課題や県民のニーズが多様化する中、様々な業務経験やバックグラウンドをもつ人材が集まることで、さらに魅力ある徳島県になると考えています。

　民間企業経験者枠での受験を考えられている方の中には、キャリアチェンジやUIJターンに伴う生活の変化など、大きな環境の変化に不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。とても勇気のいることですが、「チャレンジしたい！」と思った時が転機だと思います。県職員の業務は幅広いので、きっとこれまでの経験を生かせる場面があるはずです。一歩踏み出す先の選択肢のひとつとして、徳島県職員に興味をもっていただけたら嬉しいです。