学校事務2

　採用後3年は1人配置の小学校に配属されていました。主な業務は先生方の給与・旅費・服務・福利厚生，学校予算の管理・執行，学校の設備・備品管理，児童の就学援助事務などです。

　1人配置だったため，最初は業務の多さに戸惑いました。新任研修も充実しており，近隣の中学校区で構成される事務グループでの支援体制が確立していて情報交換や事務処理上の相互審査や研修などが行われています。そこで先輩事務職員に助けていただき，一人で悩むことなく仕事に取り組むことができました。

　現在2校目ですが，大規模校のため事務室長と2人体制です。私は先生方の給与事務・旅費事務・服務・福利厚生が主な業務ですが，人数が多い分事例がたくさんあり，日々勉強の毎日です。

　県下での人事異動があり，学校種や規模も異動によって変わるため臨機応変に職務にあたる必要があります。しかし，子どもの豊かな学びを支えるという目標はどこにいても共通であり，自分が置かれた立場からどう貢献するか考えることにとてもやりがいを感じます。

　また，学校における唯一の行政職という立場もあり，先生方からよく事務手続きに関して相談を受けることがあります。専門的な知識はまだまだ不十分ですが，応えられたときに「ありがとう。」の言葉をいただくと励みになります。

　学校事務職員は教員とは異なり直接子どもと関わる機会はあまり多くないですが，子どもたちの教育環境を整えること，教員が教育活動に専念できる環境を整えることで子どもの豊かな学びに貢献することができます。子どものいる職場なのですれ違ったとき元気な挨拶をくれたり，事務室に物品を借りに来るとき会話したりとちょっとしたやりとりが仕事の合間の癒やしになっています。

　学校での仕事は地域，保護者，業者の方など様々な人と関わる仕事でもあり，その関わりを通して自分自身も成長できる仕事です。子どもの教育を支えたい方，学校で働きたいという方は，ぜひ学校事務を受験してみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。