診療放射線技師2

　徳島県立三好病院では、入院患者さんや外来患者さんの一般撮影・ポータブル撮影・骨密度測定・血管造影・CT・MRI・術中透視などの画像診断業務や、「地域がん診療病院」としてその一端を担う放射線治療業務で、放射線技師が活躍しています。

　私は主に、MRIの検査を担当しています。MRIの検査内容は、頭部はもちろん脊椎、体幹部、四肢と多岐にわたり、どう撮像すれば診断の助けになるかを常に考えながら業務に取り組んでいます。

　三好病院では高齢の患者さんが多く、検査時撮影の体勢をキープできず、苦労することが多々あります。しかしそこで患者さんに無理をさせないように自分で考え、工夫をして撮影した画像によって、診療や治療に貢献出来たときは達成感があり、大きなやりがいを感じます。

　また三好病院は「高度先進関節脊椎センター」が設置され、手術部の3Dモデルの作成を行うようになりました。医療の先端で新しいことにチャレンジできる機会があるのも魅力に感じています。

　検査に来られる患者さんは病気やケガなどで不安を抱えています。放射線技師として、精神的にも身体的にも患者さんの負担にならないように、思いやりを持って接することは最も重要なことの一つだと考えています。

　患者さんが安心して安全に受けられる、より良い検査を目指して一緒に頑張りましょう。