皆さんこんにちは。徳島県知事の飯泉嘉門です。
徳島県は、世界一の大きさを誇る「鳴門の渦潮」や桃源郷のような別世界と称される「祖谷」などの豊かな自然、「阿波おどり」や「阿波人形浄瑠璃」、「阿波藍」、「ベートーヴェン第九」などの類い稀な伝統文化、全国一の出荷量を誇る地鶏「阿波尾鶏」や「すだち」をはじめとする豊富な食材など、光り輝くたくさんの「宝物」にあふれています。
我が国は、「人口減少」、「災害列島」、そして「新型コロナウイルス感染症」の3つの国難に直面するなど、これまでの「常識」が通用しない「未知の世界」が眼前に広がっており、その道標となる「羅針盤」が求められています。
この「3つの国難」が日本社会のあらゆる分野に影響を及ぼす中、徳島県ではこれまで、全国屈指の光ブロードバンド環境を活かした本県発祥の「サテライト・オフィス」の誘致をはじめ、「次世代の光・ポストLED」を核とした修学・就業機会の創出と産業振興、「事前復興」と「再度災害防止」を基軸とした「県土強靱化」の加速、明治開闢以来初めて、国の本庁機能が「霞が関」から地方へと広がる「消費者庁新未来創造戦略本部」の県庁開設、5Gの社会実装を先導する全国初の「5G遠隔医療実証実験」や「ローカル5G基地局整備」など、地方創生をリードする「徳島ならでは」の取組みを積極果敢に展開してきました。
今後も、「知恵は地方にあり」の合い言葉のもと、「現場主義」、「県民目線」で、日本の未来を切り拓く処方箋を全国に発信するとともに、「アフターコロナ」を俯瞰し、本県が全国知事会に提唱して、ジャパンスタンダードとなった概念「新次元の分散型国土」の創出に向け、徳島が日本を牽引することができるよう、取り組んで参ります。
今、地方がおもっしょい。中でも、「創造力・実行力・発信力」を発揮している「徳島」がおもっしょいんです。徳島県庁は、若手職員が自由で大胆な発想で政策創造力を発揮できる、減点主義でなく「加点主義」の職場。「失敗を恐れず、新しいことに挑戦できる人」、「進取の気質を持つ人」に、これからのおもっしょい徳島県庁を一緒に創ってもらいたいと願っています。
「地方が変われば、日本が変わる。日本が変われば、世界が変わる」。
「地方創生の旗手」として、「日本の羅針盤」となる「新次元の地方創生」を展開し、一緒に世界を変えていきましょう。
徳島へ「カモーン!」