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新規採用職員座談会【令和4年度】

様々な分野で日々業務に励んでいる入庁1年目の職員4名に、入庁の決め手や仕事のやりがい、試験対策などについてざっくばらんに語ってもらいました。
 

新規採用職員自己紹介

氏名:品山愛 
職種:薬剤師
所属:西部総合県民局保健福祉環境部<美馬>生活衛生担当
業務内容:県民の命と暮らしを守るため食品衛生や環境公害などに関する検査を行う。
そ の 他:好きな寿司ネタは、いくら。休日は、カフェを巡り至福のひとときを過ごす。
ある日のスケジュール:
 8:30始業・メールチェック
 9:00排水検査の準備
12:00昼食・お手製弁当を食べる
13:00排水検査の実施・検査結果のとりまとめ
17:15退庁
 

氏名:北垣憲太郎 
職種:行政事務
所属:南部総合県民局地域創生防災部<美波>津波減災・危機管理担当
業務内容:県南圏域の危機管理や減災に向けた防災教育に取り組む。
そ の 他:好きな麺類は、徳島ラーメン。休日は、地元の野球チームで汗を流す。
ある日のスケジュール:
 9:30始業・メールチェック
10:00防災訓練の打ち合わせ
12:00昼食・地元食堂の弁当を食べる
14:00中学校へ防災出前講座
18:15退庁

氏名:浦若菜 
職種:行政事務
所属:監察評価課県庁ふれあい室ふれあい交流担当
業務内容:県政を身近に感じてもらうための広聴イベントの企画立案に携わる。
そ の 他:好きな肉の部位は、タンとハラミ。休日は、様々なジャンルのドラマを鑑賞し英気を養う。
ある日のスケジュール:
 8:30始業・「すだちくんテラス」開場準備
 9:00県政バスの企画検討
12:00昼食・お手製弁当を食べる
15:00企画展示の打ち合わせ
17:15退庁

氏名:上田尚太朗
職種:総合土木
所属:砂防・気候防災課気候変動・県土防災担当
業務内容:土砂災害から県民の命を守るため防災訓練や防災教育に取り組む。
そ の 他:好きな中華料理は、揚げ春巻き。休日は、バイクで県内外をツーリング。四国一周をしたことも。
ある日のスケジュール:
 9:00始業・メールチェック
10:00小学校へ土砂災害出前授業
12:00昼食・同期と県庁周辺の飲食店へ
13:00業者と土砂災害VR動画の打ち合わせ
17:45退庁
 

1.徳島県庁を選んだ理由は?

浦:生まれ育った徳島県のために働きたいと思ったことが1番の理由です。大学3年生のときに参加したインターンシップで、県庁の仕事や職場の雰囲気などを知り、より一層、その思いを強くしました。また、県職員は幅広い分野の施策に関わることができるので、その経験を通して興味・関心も広がり、自分の成長につながると感じました。

上田:転勤族の家庭で育ち、徳島での生活は大学進学がきっかけでした。日々の生活の中で、徳島の自然の豊かさや阿波おどりなどの伝統文化のとりこになり、徳島県に貢献したいという思いが強くなり志望しました。当初は民間志望で就活を行っており、数社から内定も貰っていました。しかしながら、地元住民の声をより近くで感じ、施策に反映することで住民の生活に直接貢献できるという魅力に惹かれ、最終的に県庁を選びました。

北垣:生まれ育った徳島県に貢献することが大きなやりがいにつながると思ったからです。幅広い分野で県に貢献でき、また、大きな事業に関われることが魅力だと感じています。大学進学で県外に出たときに、改めて徳島県の良さに気がつきました。徳島県には優れた自然環境やおいしい食材など全国に誇れる魅力がたくさんあります。一方で人口減少などの課題もあります。徳島の魅力を全国に発信したり、課題解決に向けた施策に取り組んだりしてみたいと思い、県庁を志望しました。

品山:ずっと徳島で育ち、生活をしてきたので、徳島県で働きたいと思っていました。そうした思いの中で県庁は、病気の方だけではなく、行政という視点で広く県民の皆様の安全や健康も守ることができると考えて志望しました。また、薬剤師といえば、薬局などで調剤している姿をイメージすると思いますが、県庁の業務は幅広く、様々な分野で専門的な知識を活かすことができることも魅力だと感じました。

2.仕事のやりがいは?

北垣:私は防災に関する業務をしています。その中でも県民への啓発を行う「防災出前講座」を主に担当しています。小・中学校に出向いて、防災に関する講座やゲームなどを実施しています。児童・生徒のみなさんの真剣な眼差し、楽しく防災について学ぶ姿を見ると大きなやりがいを感じます。

浦:若い方に県政への関心や理解を深めてもらうために、施設見学や体験活動を通じて県の施策を分かりやすく紹介する「県庁ふれあい若者バス」という事業を行っています。コロナ禍で参加者の見通しが立たない中、多くの若者に参加してもらうため、魅力あるコンテンツになるよう企画しました。訪問先との調整など、大変なこともたくさんありましたが、盛況のうちに無事に終わり、やりがいを感じました。参加者のアンケートにも「また参加してみたい」といった声をいただき、とても嬉しくなりました。

品山:学校給食の検査、工場や病院などの排水の検査を行っています。法律で定められた基準値を超える細菌や汚染物質が検出された場合は、指導していくことになります。私が検査した結果が、そうした指導の基礎になります。検査結果が基準値未満だったとしても食中毒の恐れを事前に察知することができるので、事業者の衛生管理に役立ててもらうこともあります。県民の命に直結するので、大きな責任とやりがいを感じています。

上田:土砂災害の啓発業務として県内の小・中学校にて出前授業を行っています。土砂災害は、近年、全国で頻発していますが、小・中学生にとっては内容が難しく疎遠であるという課題があります。そこで、VR動画や実験装置を使って、目で見て体感できるよう工夫し子どもでも理解しやすい内容にしています。楽しみながら学ぶことができ、授業を受けた児童から「家に帰ってハザードマップを家族で見ました」とのお手紙をもらい、やって良かったなととてもやりがいを感じています。

3.働いてみて意外だったことは?

浦:1年目から個人の業務が、しっかりと任されることです。最初は不安でしたが、上司にも相談しやすく、的確にサポートしてくれています。個人に業務が任されている分、やり終えたときの達成感ややりがいもひとしおです。

品山:薬剤師が病院勤務だけではなく、食品衛生、環境分野、薬事関係など様々な職域で活躍していることです。どの職域に行っても大学で学んだことを活かすことができ、幅広い知識も身につけられると感じました。私は「この分野が良い」といったこだわりがなかったので、入庁時はどの分野でもどーんと来いって感じでした(一同笑)。

上田:入庁するまでは、総合土木職は、技術職とはいえ専門的なことはあまり行わず、設計や施工は業者に委託して、進捗管理だけを行うような事務的な業務が多いというイメージでした。しかし実際は、委託業者と一緒になって1つのプロジェクトを進めており、専門的な業務にも取り組めることが意外でした。

北垣:1年目から主担当として担っている業務がいくつもあることです。最初は分からないことだらけで、うまくいくのか不安でした。行き当たりばったりで行き詰まることもありましたが、上司や先輩方が丁寧に指導してくださり、少しずつ仕事の進め方が分かるようになりました。また、日頃から積極的にコミュニケーションをとることのできる職場の雰囲気が意外でした。会話のなかで仕事のヒントが見つかることや、勉強になることもたくさんあります。

4.今後の目標は?

品山:様々な業務に取り組み、たくさんの知識を身につけて、県民の健康や安全を守れるような人になることです。

北垣:主担当である防災出前講座や防災訓練において、新しいアイデアを出してより良いものにしていきたいです。また、様々な経験を積み、知識も身につけ幅広い視野を持った職員になりたいです。

浦:今後、人事異動があったり担当業務が変わったりしたとしても、自分の得意不得意に関わらず、どこへ行っても適材になれるよう様々な知識を深めたいです。

上田:今の業務は、土砂災害の啓発などソフト対策が多いので、災害復旧といったハード面の業務にも挑戦していきたいと思います。大学時代は、河川について専攻していたので、河川整備に携わってみたいです。橋梁の整備なんかもロマンがあっていいですよね(一同笑)。
 

5.県庁を受験するにあたり試験対策は?

浦:筆記試験は、苦手分野を中心に同じ問題集を何度も解くようにしました。小論文と面接は、県のホームページと新聞を見て、県がどのような事業をしているか勉強しました。

上田:私は公務員になる決断をしたのが比較的遅かったので、得点源にしやすい専門分野を重点的に勉強しました。また、面接やプレゼンテーションは自分が緊張しやすい性格だったため、親や友人に何度も練習をお願いしました。ここ数年の県や土木業の動向に関しては面接や小論文のテーマにつながる可能性があるので、チェックしていました。

品山:国家試験や卒業論文で忙しかったので、一般教養は科目を絞り、「数的処理」などを中心に同じ参考書を繰り返し解いて勉強しました。専門試験は国家試験を参考に勉強しました。面接は大学の就職支援担当の方に指導していただきました。

北垣:筆記試験対策は公務員予備校に通い、授業をしっかり受けて、たくさん問題を解きました。分からないことは早いうちに質問して解決しておくことを心がけました。面接対策は、友人相手に何度も練習しました。友人が面接を控えているときは、自分が面接官役をすることもありました。面接官の気持ちになってみると、どういうことを聞きたくなるのかが分かるのでお勧めです。

6.未来の県庁職員へメッセージを!

品山:試験勉強や面接対策など大変だと思いますが、焦らずにコツコツと、健康に気をつけて頑張ってください。一緒に働ける日を楽しみにしています。

北垣:徳島県庁ではさまざまな分野で徳島県に貢献することができます。その中でも自分はどんな仕事をしたいのかを考えておくとモチベーションUPにも繋がり、考えること自体が面接対策にも繋がります。目標に向かって頑張ってください!

浦:入庁してからのギャップをなくすためにも、説明会やインターンシップに参加して、県がどのような仕事をしているか具体的に知ることが大切だと思います。県職員として一緒に働ける日を楽しみにしています!

上田:学業と就職活動の両立は大変だと思います。しかし、それを乗り越えることが、人生の大きな糧になると思います。またその糧が、入庁後もきっと力になるので頑張ってください!