徳島県では、県下全域に「光ファイバー」が普及しており、 CATV網の世帯普及率は13年連続で全国で1位となっています。(令和6年3月末時点)
収益性が低く民間企業主導の整備が困難な地域は、 地方公共団体が光ファイバー芯線の整備を進めた結果、 全国屈指のブロードバンド環境になりました。
徳島県では、この恵まれた情報インフラを活用し、 コールセンターをはじめ、データセンター、事務処理センター、 デジタルコンテンツ事業などの情報通信関連産業の集積を進めています。
その結果、平成15年には0社でしたが、 現在は28社38事業所が進出、2,000名を超える雇用が創出されています。(令和6年3月末時点)
徳島県と東京のICT会社が主体となり、 「とくしま集落再生プロジェクト」の一環として、古民家等を活用して、 首都圏企業のサテライトオフィスを県内の過疎地域に試験的に開設し、 東京とのテレビ会議のほか、 集落の情報をフェイスブック等のソーシャルメディアにより 情報発信するなどの実証実験を行いました。
その結果、ブロードバンド環境が県下隅々まで整備されているため、 徳島県のほぼ全域で通常どおり、仕事ができることが確認され、 現在112社が進出(徳島市10社、鳴門市7社、小松島市2社、阿南市3社、吉野川市1社、阿波市3社、美馬市11社、三好市10社、勝浦町1社、上勝町1社、佐那河内村1社、神山町15社、那賀町3社、牟岐町1社、美波町29社、海陽町5社、松茂町3社、北島町1社、つるぎ町1社、東みよし町4社)しています。(令和6年3月末時点)
今後も新しい集落再生モデルの構築を目指し、 官民協働による「サテライトオフィス」集積に向けた取組みを続けていきます。