40代
四国の各県の防災、消防、警察、ドクターへりは全て大きさや型が違うと思うのですが根拠はあるのでしょうか。
大きい方が馬力、出力があり救助の際も数名救助できるではと思いきいてみました。わが徳島県のヘリは小さく感じるのですがそうでもないのでしょうか。
【危機管理部からの回答】
県民目安箱にお問合せいただきありがとうございます。
お問合せの件ですが、本県の消防防災航空隊が使用している消防防災ヘリについては、次の観点から総合的に判断し機種を選定しております。
消防防災ヘリは、県民の生命、身体、財産を保護するため緊急を要する必要があり、生起する可能性の高い通常災害等(捜索救助、救急、災害応急、火災防御等)に、迅速に対応することが求められます。このことから、機動性を有する小、中型ヘリが航空消防防災活動に最も適しております。なお、本県航空隊が使用している消防防災ヘリは、全国の航空隊の中で最も使用されている機種の一つです。
お問合せの「大きい方が馬力、出力があり救助の際も数名救助できるのでは」との点ですが、大規模災害時に傷病者等を一度に多数空輸できる点では優れていますが、次の様なデメリットも併せ持っています。
1狭隘(きょうあい)地への着陸が困難なこと。
2ヘリポート等において着陸重量制限を受けること。
3ダウンウォッシュ(ヘリコプターの吹き下ろし流)が強く下方周辺への影響が大きいこと。
等が挙げられます。
加えて大型ヘリの場合、その購入金額も非常に高額であり、維持費や燃料代も高額となる点からも県保有のヘリとしては適していないと考えられます。
なお、本県では消防防災ヘリを1機しか保有していませんが、本機で対応できない場合には、他都道府県の消防防災ヘリによる救援のほか、他の関係機関との協力によりあらゆる災害等にも対応する体制を整えております。
【保健福祉部からの回答】
ドクターヘリは、救急医療用の医療機器を装備し、医師・看護師が同乗して出動するヘリコプターであり、本県では、平成24年10月から運航を行っています。
さて、本県のドクターヘリの機体は、救急現場等狭隘地及び高速道路本線上などへの離着陸を考慮し、全長13m×全幅11m程度のヘリコプターで運航を行っております。他の四国3県をはじめ、全国各地のドクターヘリも概ね同程度の大きさの機体を用いてドクターヘリの運航を行っております。
また、重複要請時や多数傷病者発生時には、四国3県をはじめとする近隣県からの応援運航により対応しております。
今後も県民の皆様の「安全・安心」のため、徳島県ドクターヘリの安全かつ適切な運航を行ってまいります。
【警察本部からの回答】
県警察が保有するヘリコプターは、一般的に小型機と呼ばれる種類の航空機となりますが、その任務は、遭難者の捜索救助のほか、災害警備、その他の警察業務の支援など多岐にわたることから、維持管理面も含め、必ずしも大型機が最適であるとはいえません。
また、各都道府県警察が保有するヘリコプターについては、広域的な運用、相互の応援派遣等を念頭に、警察庁が定める計画に従って配備されています。
今後も、他都道府県警察や県内他機関と緊密な連携を保ちながら、航空機の効果的な運用に努めて参ります。
※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。
消防保安課 航空消防防災担当
電話番号:088-683-4119
ファクシミリ:088-683-4121
メールアドレス:syoubouhoanka@pref.tokushima.lg.jp
医療政策課 広域医療室 広域医療担当
電話番号:088-621-2399
ファクシミリ:088-621-2898
メールアドレス:iryouseisakuka@pref.tokushima.lg.jp
警察本部 警備課
電話番号:088-622-3101