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県民目安箱

大鳴門橋の自転車道の原付バイクの通行について

ご意見

60代

以前も大鳴門橋自転車道の125cc以下のバイクの通行の要望をさせてもらいました。その後も同様の意見が多数寄せられていますが、「速度の出る原付バイクを通すことは、歩行者の安全確保が困難となる。」と依然として否定的な回答がなされています。通行を熱望する善良な一原付バイクライダーとして非常に残念です。
速度の出る原付バイクは危険というなら、「125cc以下のバイクは、エンジンを切って押して歩いて通行する。」ということはできないでしょうか?バイクもエンジンを切って押して歩けば排気量に関係なく歩行者です。
大鳴門橋自転車道検討部会では、自転車同士のすれ違いや速度の速いロードバイクなどと歩行者との接触事故の危険性について懸念されているようですが、この際、自転車も押して歩くようにしたらどうでしょうか。ロードバイクもその気になれば原付バイク並みの速度が出ますよ。
自転車道整備計画では、幅員4メートルで橋桁部分1,629mと橋へ通じるアプローチ部分170mを合わせて全長1,799mとあります。仮に前後200mの何らかの制約区間が加えられたとしても2,000mです。
普通に1kmを20分の速さでバイク押して歩いたとして40分。1km30分かかったとして60分で渡ることができます。
現在、排気量125cc以下のバイクで徳島から淡路島に行くのには、目の先に見えていたとしても、フェリーやしまなみ海道等を利用して多大な時間と費用、労力をかけて、とんでもなく遠回りをするしかありません。淡路島からもこの逆で同様です。
本当は運転して渡りたいですが、これらの費用、時間、労力を考えれば、2kmを押して渡ることなどたやすいことだと思います。
また、現行の計画で、125cc以下のバイクも通すのに幅員4メートルが狭いのなら拡幅を、予算が足らないのなら国などしかるべきところに予算要求を、増額要求がむつかしいのならクラウドファンディング活用なども検討していってほしいと思います。
これだけスケールの大きな有意義な計画なのに、歩行者と自転車だけというのは非常にもったいないと思います。これは徳島県と兵庫県だけの問題ではないです。
将来、「鳴門の渦潮」の世界遺産登録をめざしているのなら、この自転車道を最大限生かせるよう、もっとグローバルに多角的、総合的に検討され、世界に誇れる自転車道にしてほしいと思います。

回答

【県土整備部からの回答】
 

 大鳴門橋自転車道について、御意見をいただきありがとうございます。
 

 当自転車道は、道路として整備された「しまなみ海道」のサイクリングロードとは異なり、「渦の道」と同様の「観光施設」として整備するものであり、より多くの皆様に利用していただくため、歩行での往来をはじめ、様々な自転車(シティサイクル、ロードバイク、タンデム自転車、Eーバイクなど)での走行を想定し検討しております。
 

 一方で、「渦の道」には既に年間50万人以上(コロナ禍除く)の観光客が訪れており、特に自転車と歩行者が合流する区間などにおいて、歩行者の安全を最優先に確保する必要がありますが、既存の構造物の影響を受け、十分な通行空間が確保できないため、自転車と歩行者が混在する形で利用しなければならない区間があります。
 

 このような中、原付バイクの押歩き占有幅は、一般的に車椅子や自転車の押歩き占有幅より大きく、車椅子等とのすれ違いが困難な箇所が出てくるほか、多くの観光客が滞在している空間において、重量のある原付バイクを操作することは、転倒による接触事故の恐れもあることから、利用者の安全確保の面で課題が大きいため、原付バイクを通行可能とすることは考えておりません。
 

 今後とも、兵庫県と連携し、整備に取り組んでまいりますので、御理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。


※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ

高規格道路課 企画調整担当
電話番号:088-621-2679
ファクシミリ:088-621-2872
メールアドレス:koukikakudouroka@pref.tokushima.jp

お問い合わせ
生活環境部 県民ふれあい課 広報・広聴担当
電話番号:088-621-2095
FAX番号:088-621-2862
メールアドレス:kenminfureaika@pref.tokushima.lg.jp