40代
オミクロン株対応2価ワクチンの重症化予防効果について疑問があります。このワクチンは、どの程度効果があったのか、2023年1月以降の徳島県内におけるコロナ感染症による重症者数、死亡者数およびそのワクチン接種の状況を調査し、2023年春の接種が始まる前に、お示しいただきたいと思います。若年層ではコロナに感染しても重症化しにくいことが知られていますが、徳島県内の健康な14歳の少女が従来型ワクチン3回目接種の2日後に死亡したケースについては報道されていないため、ワクチンに重大な懸念を持っていない医師が多いように思います。県の担当課の方には十分な情報収集をしていただき、子どものコロナワクチン接種に関し、県民に向けて十分な注意喚起をしていただけますようお願いします。ワクチン接種後の死亡報告は、高齢者に多く、偶発的なものか、ワクチンによるものか不明とされているのが現状です。コロナワクチンの効果やリスクについて早急に調査すると同時に、ワクチン接種の見合わせや、ワクチン接種を条件とする旅行キャンペーンの中止など検討いただけますようお願いします。
【保健福祉部からの回答】
この度は、本県の新型コロナウイルス感染症対策行政に御意見をいただき、ありがとうございます。
オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の重症化予防効果につきましては、令和5年1月26日開催の「第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会」において、65歳以上におけるオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)を追加接種した方の入院予防効果は、従来型ワクチンのみを2回以上接種した方と比較し、「81%」、65歳以上におけるオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種後約1か月の入院予防効果は、従来型ワクチンのみを2回以上接種した方の接種後2か月以上と比較して、「73%」であったことが報告されています。
令和5年5月8日以降の新型コロナワクチン接種におきましては、重症者を減らすことを目的とし、重症化リスクが高い高齢者や基礎疾患を有する方等以外は、公的関与(努力義務等)の規定の適用が除外されており、令和5年5月8日から同年8月にかけての「令和5年春開始接種」については、原則、65歳以上の高齢者、5歳から64歳以下の基礎疾患を有する方等及び医療従事者、高齢者・障がい者施設等の従事者以外の方は、接種対象外となっています。
また、ワクチン接種歴等が利用条件であった「全国旅行支援」につきましては、新型コロナウイルス感染症が令和5年5月8日から5類感染症に位置づけられたこと等を受け、同日以降の旅行における利用条件では、ワクチン接種歴又は陰性の検査結果の確認は不要とされています。
なお、ワクチン接種につきましては、公的関与(努力義務等)の有無に関わらず、ワクチン接種を望まない方に接種を強制するものではなく、最終的には、あくまでも御本人や保護者の方が納得した上で接種を御判断いただくことになります。
※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。
ワクチン・入院調整課 ワクチン接種担当
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