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県民目安箱

新ホール計画に関する確認2

ご意見

70代以上

新ホールの実施設計予算が議会に提案されるとかで計画は進んでいると推測されます。そこで今回は構造設計に関して確認させていただきます。
公開されている基本設計(概要版)には構造の基本仕様(杭、基礎、柱、梁、床等の部材断面等)が全く記載されていないが、大丈夫なんだろうか?という心配があります。特に階段状の屋外テラスは雨樋と間違えそうな程細い円筒状の柱のみで床を支えているようで、しかもそれが数段重なっている。とてつもなく不安定で、心細い。耐震性等の検証はされているのでしょうか?最近発表された東京・渋谷二丁目西地区の都市計画(素案)では大規模な広場の完成イメージが表現されているが、単層の大屋根を受けるために大きな丸柱が何本も並んでいる。これで十分かどうかは判断できないが、それなりに安心感はある。
各テラスや屋根面をつなぐ階段やスロープは空中歩廊のようなレイアウトもあって、見た目には面白いが現実には各構造体の震動剛性の違いを考慮してEXP.J仕様にするべきと思うがどうなんだろう?基本設計が不十分なら実施設計に進めないと思う。当然工事費もまともに算出できるはずがない。
地震がきたら祖谷のかずら橋状態になるのではないか?利用者の安全・安心を最優先する設計であるべきです。

回答

【未来創生文化部からの回答】
 

 徳島文化芸術ホール(仮称)につきましては,要求水準書において,構造計画に関する基本要件に,「県有施設の総合耐震計画基準」に基づく耐震性能を有する計画を求めております。
 

基本設計における地震に対する耐震性については,鉄筋コンクリートの耐震壁で構成する大ホール本体と,耐震のための筋交いを十分に設けた鉄骨造の大ホールと小ホールの舞台建屋が中心的な耐震要素として働くことで,地震力を抑えることができる計画となっており,実績のある専門家が検証・解析を行いながら構造計画を作成しております。


また,特徴的な花びら状の「RCフラットスラブ」は,スラブ面を伝って剛強な大ホールと小ホールに地震力が伝達されることで揺れが抑えられ,スラブ同士の間には,筋交いの役割を担う「鉄骨階段」をしっかりと設けることで,地震力を地面方向と大ホール,小ホール方向へ伝達・分散させて,全体の揺れを抑えることが可能となっております。


このような耐震要素を設けることで,「RCフラットスラブ」を支える「鋼管柱」は,スラブそのものの重さを支え,地震力を負担しなくて済むため,直径を細くすることが可能になり,通路も広く確保できることから,視界の広がりにつながります。また,「鋼管柱」の厚みについては,フラットスラブ構造を採用した建物の場合,10ミリ程度が多いところ,40ミリ程度の仕様を予定しており,断面積が大きくなることで,十分な強度を備えています。


さらに,建物の場所によっては,躯体を支える太い柱を適切に配置するとともに,基礎構造についても,剛強な基礎梁や支持地盤まで到達する高強度の新設コンクリート杭を打設するなど,耐震性を備えた構造となるよう設計を行っているところです。


引き続き,実施設計において,建築基準法の遵守はもとより,南海トラフ巨大地震等の災害も考慮し,県民の皆様にとって安心・安全なホールとなるよう取り組んでまいりますので,御理解と御協力をお願いいたします。


※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ

文化・未来創造課 プロジェクト担当
電話番号:088-621-2097
ファクシミリ:088-621-2934
メールアドレス:bunkamiraisozoka@pref.tokushima.jp

お問い合わせ
生活環境部 県民ふれあい課 広報・広聴担当
電話番号:088-621-2095
FAX番号:088-621-2862
メールアドレス:kenminfureaika@pref.tokushima.lg.jp