県民目安箱
40代
徳島県の2/23、5/19の接種歴別の10万人あたりの新規コロナ陽性者数は、ワクチン接種回数の多い方が陽性者が少なく、ワクチン接種の効果が見られるとお伺いしました。しかし厚労省の報告では、7月以降の第7波の時期になると、年代にもよりますが、2回、3回接種の陽性者数が未接種者を超えてきており、感染予防効果は長くは続かないどころか、むしろ未接種と比べて感染しやすくなっている可能性もあります。徳島での状況はどうだったのでしょうか。第7波のピークである8月についても教えてください。年代別に集計していただき、ホームページなどでお知らせいただけるとありがたいです。ワクチン接種のメリットとデメリットを判断する材料の一つにしたいと思います。
徳島県ではコロナ重症者数を集計したデータがないとお伺いしました。県別のデータが集計されていないということは、全国的にもコロナ重症者数は把握されていないということでしょうか?コロナ感染による入院リスクや重症化リスクがどれくらいか把握できていないのでは、ワクチンを推奨する理由が分かりません。今からでも集計をお願いします。8月中は徳島のコロナ感染者数がピークとなり、県の入院調整業務は多忙を極めたと思いますが、その頃を振り返って8月のコロナ新規入院者数について公表をお願いします。年代別に教えていただけると大変参考になります。よろしくお願いします。
【保健福祉部からの回答】
この度は,本県の新型コロナウイルス感染症対策行政にご意見いただきありがとうございます。
本県においては,予防接種法に基づき,実施主体である各市町村において新型コロナワクチンの接種が進められています。
米国では,2021年12月18日~2022年6月10日の期間中,50歳以上において,ワクチン未接種者とmRNAワクチン4回目接種者との比較では,4回目接種から7日以降では,
「救急外来受診に対する予防効果」が「66%」,「入院予防効果」が「80%」であったと報告されています。
※第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(令和4年8月8日)
また,第80回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料5-2のデータによると,新型コロナ陽性者のうち60歳以上については,ワクチン接種歴無しの方は重症化率が「5.52%」,致死率が「4.40%」なのに対し,ワクチン3回接種の方は重症化率が「1.07%」,致死率が「0.89%」となっています。
新型コロナワクチンの接種は,新型コロナウイルス感染症に対して,有効な対策でありますので,どうか接種の促進にご理解をお願いいたします。
なお,本県においては,年代別の新規入院者数は集計してはいないのですが,第7波における入院者の最多は9月1日の「196人」となっており,また,コロナ感染症のリスクを表す指標となる「年齢階級別死亡者数」を県ホームページにおいて,公表しております。
○新型コロナによる県内の年齢階級別死亡者数(R4.12.7時点)
20代以下:0名,30代:1名,40代:3名,50代:2名,
60代:13名,70代:39名,80代以上:166名
※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。
ワクチン・入院調整課 ワクチン接種担当
電話番号:088-621-2878
ファクシミリ:088-621-2818
メールアドレス:vaccinenyuinchoseika@pref.tokushima.jp