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県民目安箱

ダム湖や旧ため池・調整池の公園化

ご意見

30代 

徳島には大規模な湖はありませんがダム湖や使われていないため池、施設設置に伴う調整池があったりします。
池田湖のようにスポーツに使われている所は稀で、ひどい所は手入れの無いままフェンスで覆われ雑草にまみれ、ため池や調整池の上に太陽光パネルを設置する等の光景も見られます。
こうした水辺は地域住民の憩いの場や観光地ともなるのです。
お隣の香川県ではため池等のこうした場の公園が上手に結構あります。
全てが県の施設ではないと思いますが土成の宮川内ダム湖(ここは対岸が半島状になっているので歩道用吊り橋やジップライン、手漕ぎのボート施設等)、美馬の岩倉池等々、周辺に桜や紅葉(桜並木はありがちなのでやはり紅葉や柳)、湖上の東屋や街灯、遊歩道を設けて公園化すべきです。
ちょっとしたウォータースポーツが出来たりキャンプが出来てもよいと思います。
池田湖辺りは少し整備すればスイス等の欧米の観光地に見られる景観も出来ると思います。

回答

【農林水産部からの回答】

この度は,貴重なご意見をいただき,ありがとうございます。

農業用ため池や調整池は農業用水の「貴重な水源」として利用されておりますが,その水辺環境は「憩いの場」としても親しまれてきました。
これらの維持管理は,農業者(土地改良区,水利組合等)により行われておりますが,老朽化の進行とともに,農家の減少や高齢化,資材や肥料の高騰など,農業を取り巻く厳しい社会情勢の中,適切な維持管理に苦慮しているのが実情です。
一方,近年では,豪雨が激甚化・頻発化しており,他県では,豪雨によりため池が決壊し,尊い人命が失われる事態も発生しております。
このようなことから,本県においても,堤体や洪水吐の改修,利用されていないため池の廃止といった,防災減災対策を推進しております。
なお,本県でも大正池や金清池のように,農業者や関係市等のご理解をいただき,水辺に親しんでいただける公園や遊歩道などが整備されている事例もあります。
今後とも,農業者や関係市町等から,このような要望が寄せられた際には,いただいたご意見も参考にさせていただきながら,関係者との調整を図ってまいりたいと考えておりますので,ご理解くださるようお願いいたします。


【県土整備部からの回答】

この度は,貴重なご意見をいただきありがとうございます。

本県では,ダムに親しんでいただけるよう取り組んでおり,那賀町の川口ダムでは,太陽光や水力,風力で発電する仕組みを見て,触れて体験できるコーナーや,自分で描いた絵が「動く立体映像」として投影されるチームラボによる「お絵かきスマートタウン」など,エネルギーについて楽しく学ぶことができる「川口ダム自然エネルギーミュージアム」を平成28年度に開館するとともに,東京2020オリンピック・パラリンピックでダム湖がドイツカヌー代表チームの事前キャンプとして利用されたことから,現在,そのレガシーを継承できるよう,令和5年春の完成を目指し,ウォータースポーツの拠点となるカヌー・SUP発着場などの整備を進めております。
また,水資源機構が管理する池田ダムでは,地元の三好市において,水に親しめる「池田湖水際公園」が整備されており,平成30年には,「ウェイクボード世界選手権大会」が開催されるとともに,今年もダム湖でラフティングやSUPの体験会が催され多くの人が訪れるなど,「ウォータースポーツのまちづくり」が進められております。
ご意見にありました阿波市土成町の宮川内ダムでは,地元の阿波市において,ダム湖内にオートキャンプが可能な「宮川内ダム公園」が整備されており,春には,植樹された桜が満開となり,ダム湖周辺の山々の新緑と相まって良い景観を形成するとともに,多くの釣り人に利用されております。ご提案のありましたダム湖への歩道用吊り橋やジップラインにつきましては,ダム湖内の半島状となっている対岸部分が洪水時には水没するとともに,ダム湖以外は急峻な地形であり,整備は難しいものと考えておりますので,ご理解くださるようお願いします。
今後とも,ダム湖が地域の方々の憩いの場や観光目的地となるよう,地元市町との連携のもと,いただいたご意見も参考にしながら,取り組んでまいります。


※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ

農林水産部 生産基盤課 農地防災担当
電話番号:088-621-2442
ファクシミリ:088-621-2860
メールアドレス:seisankibanka@pref.tokushima.jp

県土整備部 水管理政策課 企画担当
電話番号:088-621-2625
ファクシミリ:088-621-2870
メールアドレス:mizukanriseisakuka@pref.tokushima.jp

お問い合わせ
生活環境部 県民ふれあい課 広報・広聴担当
電話番号:088-621-2095
FAX番号:088-621-2862
メールアドレス:kenminfureaika@pref.tokushima.lg.jp