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県民目安箱

地域おこしについて。

ご意見

20代 

先日、同性カップルについてのニュースを見て、考えたことなのですが、徳島県の地域おこしとして「パートナーシップ制度」を強くPRするのはいかがでしょうか。特にSNS等の媒体でPRすることによって、若い世代の人口増加に繋がるのではと思いました。またこのPRが成功し、同性カップルの人口が増えた際の懸念点として考えられる少子化問題への対策として、児童養護施設で暮らす子ども達との里親制度の活用を検討することもご提案したいです。現在の日本では施設での養育よりも家庭での養育を重要視しており、家庭復帰ができない子どもに関しては里親制度の推進に力を入れていると思います。しかし里親の数は圧倒的に少なく、施設養護が一般的になっているのが現状です。
同性カップルの方々はこれまでに差別的な言葉や態度を向けられたことは少なからずあるのではないかと思います。また何らかの事情で施設で暮らす子ども達にも心無い言動に悲しんだり、家庭的な生活を強く望む子どもも多くいるのではないかと思います。そんな2組だからこそ互いの気持ちをより理解しやすく、良い家族になれるのではないかと思います。
SNSを通してPRすることで徳島県民にもそれぞれへの理解が広まり、より良い県に発展していけばと思いこの度投稿させていただきました。ぜひ長期的な目でご検討頂けたらと思います。

回答

【未来創生文化部からの回答】

御意見をいただきありがとうございます。

「パートナーシップ制度」につきましては,県内では,徳島市,鳴門市,阿南市,吉野川市,美馬市,三好市,那賀町,北島町の6市2町で導入されているところです。

徳島県におきましては,まずは,「性の多様性」に対する県民の皆様の理解の促進が重要であると考えており,「とくしま共に生きるフェスタ」をはじめとするイベントや各種県民向け講座のほか,SNSの活用など,意識の啓発に努め,昨年度には県の公文書である「申請書」や「証明書」等にある「性別記載欄」の「廃止・見直し」を実施し,性的マイノリティの方々への配慮を図っております。

また,里親制度につきましては,何らかの事情により家庭での養育が困難となった子どもに,温かい愛情と正しい理解を持った家庭を提供し,子どもが成長する上で,極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより,子どもの健全な育成を図る有意義な制度であると考えております。

徳島県においては,令和2年3月に「徳島こども未来応援プラン」を策定し,「できる限り家庭的な環境」での養育の実現のため,里親委託を推進しております。

里親希望者の申出があった場合には,研修や実習を受講いただき,研修終了後に,県児童福祉審議会の意見を聴き,適当と認める者を里親として認定しており,同性カップルにつきましても,認定要件を満たす場合には,認定されることとなっております。

《認定要件》
1.要保護児童の養育についての理解及び熱意並びに児童に対する豊かな愛情を有していること。
2.経済的に困窮していないこと。
3.都道府県知事が行う里親研修を修了していること。
4.里親本人又はその同居人が欠格事由に該当していないこと。

今後とも「徳島県人権教育・啓発に関する基本計画」に基づき,様々な人権問題の解決のため,あらゆる機会を捉え,効果的な啓発に努めるとともに,様々な事情を抱えた実親の元で生活できない子どもたちに,より家庭的な環境での生活を保障できるよう,里親委託推進にしっかりと取り組んでまいります。

※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ

男女参画・人権課 人権担当
電話番号:088-621-2187
ファクシミリ:088-621-2844
メールアドレス:danjosankakujinkenka@pref.tokushima.jp

次世代育成・青少年課 こども未来応援室 こども未来応援担当
電話番号:088-621-2181
ファクシミリ:088-621-2843
メールアドレス:jisedaiikuseiseisyounenka@pref.tokushima.jp

お問い合わせ
生活環境部 県民ふれあい課 広報・広聴担当
電話番号:088-621-2095
FAX番号:088-621-2862
メールアドレス:kenminfureaika@pref.tokushima.lg.jp