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県民目安箱

県内での鉄道駅舎の均一化・縮小化について

ご意見

30代

以前私が危惧して、目安箱にも記載させて頂いた事項が、先日帰省の折、たまたま見た地元新聞に大きく記載されていました。
四国内の鉄道会社が維持管理が出来ず地元自治体に申し入れた上で駅舎をトイレも無いような全く同じものに建て替え縮小化し、それが徳島で最も進んでいるという事です。この中には府中駅などの比較的利用が多かったりお遍路さんが利用し休憩もするような駅も含まれています。本来であれば公共交通利用が減る中、テコ入れも必要ですし、それぞれの県民の思いでも無視し地域コミュニティーの中心として機能してきた駅舎をです。ただでさえ全国的にも財政規模の弱い四国の鉄道会社はコロナもあり維持できないと手を挙げています。
この判断を市町村だけに委ねてはこんな事態がますます加速します。そして不便さから利用者減少がさらに加速、やがて廃線の可能性も出てきます。徳島県独自で鉄道会社が市町村に申し入れる前に県も仲介に入り維持管理を自治体や民間に委ねる方法も選択肢にあげるべきです。
例えば、〇〇駅舎の維持管理と駅舎の新築や改造を民間企業が担う。このこと自体が企業にとってSDGsに貢献していますし個性的で全国の人が訪れたいような駅舎が徳島に誕生する可能性もあります。ネーミングライセンスや建物に寄付者の記載の得点があっても良いし。民間が駅舎の上にホテルやマンションを建てるのもありです。プラットフォーム上屋を長く整備しより雨露しのげるようにする代わり太陽光発電の設置等。
自治体が主体となり阿波海南駅の駅舎(待合所)や由岐駅のような手法で建てるのもありです。同様に駅舎の上に公営住宅があってもよいわけです。上下分離式の議論も進めるべきですが土地の所有と駅舎の所有を分ける議論もあってもよいと思います。
私が思っていた以上に事態は進んでおります。せっかく素敵な観光列車がはしるようになった徳島、駅舎がプレハブの駐輪場みたいなのでは恰好悪いし、その自治体のイメージすら疑われます。スピード感をもって全県下の鉄道駅総点検、逆に鉄道会社に先手で申し入れるぐらいの勢いで事態対応に取組んでください。(一方で鉄道会社は高松や松山の駅舎増設、鉄道高架、両市でのマンション事業を進めており、そことの折り合いもつけてもらうべきです)

回答

【県土整備部からの回答】

 鉄道駅舎に関する御意見をいただきありがとうございます。
JR四国では,「老朽化の進行」や「耐震化の必要性」を考慮し,メンテナンス費用が軽減できるアルミ材を使用するなど,維持管理費を抑制した駅舎の改築を進めております。
駅舎を「建て替え」する際には,事前に沿線地域に対し,「既存駅舎の利活用」に関する意向の有無を確認するとともに,利用者等への周知についても,時間をかけ丁寧に対応していると聞いております。
JR四国が,厳しい経営状況にある中,駅舎を「簡素化」することについては,路線維持に向けた「コスト縮減」の観点から,やむを得ないものと認識しております。
御意見いただきました「県内の鉄道駅舎に関する維持管理」につきましては,今後,駅舎改築により,風景が一変するような場合には,JR四国に対し,地域や利用者に混乱が生じないよう,これまで以上に十分な周知に努めていただくとともに,自治体や民間などに維持管理を委ねる方策などについても検討いただけるよう働きかけて参ります。

※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、詳しくは担当課までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ

次世代交通課 鉄道活性化担当
電話番号:088-621-2127
ファクシミリ:088-621-2832
メールアドレス:jisedaikoutsuuka@pref.tokushima.jp

お問い合わせ
生活環境部 県民ふれあい課 広報・広聴担当
電話番号:088-621-2095
FAX番号:088-621-2862
メールアドレス:kenminfureaika@pref.tokushima.lg.jp