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2023年度株式会社あわわ

参加企業
株式会社あわわ
https://awawa.app/
協会紹介
創業40年、徳島のタウン情報紙「あわわ」等を発行する媒体社で、街と共に生きるローカルメディア集団。
“伝わる・響く”をモットーとした記事を、1981年創刊のタウン情報誌[あわわ]をはじめ、子育て情報誌[ワイヤー]やWEBメディア[日刊あわわ]を通して発信中。
かつては東京一極集中だったメディア媒体も、ここ最近は地方からの発信力が高まっていて、2020年創刊の[めぐる、]は2021年に「日本地域情報コンテンツ大賞」と「隈研吾特別賞」をなんとダブル受賞した。
また、地元企業にスポットを当てた[とくしまシューカツ!]等の就活冊子を発行し、若者へUIJターンもアピールしている。

課題
高校生と一緒に創り上げる高校生のための卒業シーズンイベント『ハルハナ』。
『ハルハナ』実行委員会には徳島県内の高校生16名が参画しています。現在はあわわでのワークショップを通して学びと経験を積んでいて、高校生が高校生のためのイベントを創ることを目指して活動している。
この『ハルハナ』実行委員会のメンターとしてあわわスタッフが関わっているが、現役高校生と同じ目線に立ってディスカッションするのは難しい!
つい、オトナ目線になりがちなあわわスタッフと高校生をつなぐ存在として、大学生のセンパイにも参加してもらい、より若者目線に立った表現の工夫を求めたい。
※最終的に、直接のハルハナイベント企画ではなく卒業を控える高校生向けに現役大学生とのリアルな座談会を実施し、その様子をあわわ発行の高校生向け就活冊子に掲載した。


参加者
大学生3名
ファシリテーター (進行役)
高木晴香・山本茂樹(株式会社あわわ 企画制作局エディター)

フューチャーセッション
実施日:(計2回)2024年2月21日(水)・2月26日(月)
第1回
2024年2月21日(水) 場所:オンライン開催 参加者:大学生3名
企業紹介・課題の共有
2024年2月21日(水)にあわわプロジェクトの第1回フューチャーセッションを実施。
あわわは、タウン誌『あわわ』や、大学生・高校生向けの就活雑誌、小中高生向けにおしごとを紹介する本のほか、子育て世代向けのフリーペーパー『WIRE』、郷土誌『めぐる、』を発行する出版社。情報発信のほか、様々なイベントも開催し、徳島の地域活性化に貢献している。


その中でも今回あわわがミラトクで大学生の力を借りたいのが、高校生向け就活雑誌『PILOT』の企画制作。
あわわの制作メンバーは全員大人なので、「高校生たちがどんなことを知りたいのか」「どんなコンテンツなら高校生に刺さるか」は手探りの状態。
そこで、私たちよりも高校生に近い感性を持った大学生の視点から、企画を作ることでより高校生が楽しめるコンテンツを実現できるのではないかと考えた。ミラトクチーム担当の特集1P分を制作する。
編集部でまずは企画の骨子を作り、ミラトク参加者の大学生チームにブラッシュアップしてもらうことにした。草案としては「ミラトクの大学生と、高校生の座談会」。ミラトクの大学生と、現役高校生の座談会を開き、そのハイライトを雑誌に掲載するという方向になった。そんな企画の原案を持って、いざミラトクフューチャーセッション初回に挑む。


今回のフューチャーセッションはzoomで実施。あわわのファシリテーターの高木さん、ミラトク事務局、徳島県、そして大学生3人が参加。自己紹介のあとは、『PILOT』の概要と、この雑誌に込められた思いについて共有した。その後はいよいよ本題の座談会の企画に進む。
まずは、座談会のメインのテーマである「座談会を通して高校生に伝えたいことって何?」という問いに対して、アイデアを共有。
「フットワークを軽くして、様々な場所に一年生の時に出掛けた方がいい。自分は3年生でフットワークの軽さの大切さに気付いたけど、1年生の時から気付いていたらもっと有意義な大学生活を過ごせたと思う」
「自分には無理だと諦めずに、興味があるなら気軽にトライすることで、次のハードルが下がることを学んだ」
「考えるより前に行動することも大事だけど、行動の前の自己分析もとても大事」
・・・など、大学生メンバーが体験を通じた学びを言語化。どの意見も彼らの経験から生まれたものなので、説得力があり、早く高校生に伝えたい!と期待が高まった。
また、参加学生の一人から「僕たちは比較的課外活動などを熱心にしているタイプなので、初めからこのような話をしていたら引いちゃうかもしれません。もっとライトな話題も織り混ぜるのはどうでしょうか」とアイデアをもらい、座談会を前半・後半に分けることに。 前半では、「PCの購入について」「大学生の遊び」「通学の服装」などの話しやすい話題からスタートすることに。こちらも、高校生の感覚を分かっている大学生ならではの視点で、とても参考になった。
座談会の流れがまとまったところでフューチャーセッションは終了。いよいよ次回は、高校生を交えての座談会を実施。高校生からの質問に答え、座談会参加者にも、『PILOT』の読者にも有意義な場となるように進行していく。
第2回
2024年2月26日(日) 場所:オンライン開催 参加者:大学生3名
座談会開催
2024年2月26日(月)に第2回の株式会社あわわの第2回FSを実施。あわわでは、高校生向け就活雑誌『PILOT』の企画制作をミラトクプロジェクトで行っている。ミラトクプロジェクト主導で座談会を実施し、その様子を『PILOT』のコンテンツとして掲載する予定。


座談会はミラトク参加学生3人と、現役高校生6人が参加。高校生は、あわわと高校生が卒業イベントを企画する「ハルハナ2024」の実行委員メンバーのうち、卒業を控える3年生の6名が参加。


自己紹介のあとは早速質問コーナー。前半では、
「PCって何を買えばいいですか?」
「一人暮らしで知っておくべきポイントを教えてください」
「春休みにしておいた方がいいことはありますか?」
「おすすめの資格はありますか?」
・・・など、高校生からたくさん質問が出た。
ミラトクメンバーも親しみやすい口調で高校生に寄り添った回答をしてくれた。



後半では、大学生メンバーから「大学生の時にやっておいて良かったこと」や「大学生活で意識すると良いこと」を共有。高校生たちは熱心に聞いて、メモをとる姿も見られた。
夢中で会話をしているうちにあっという間に終了時間。大学一年生としてより良いスタートダッシュが切れるきっかけの場となった。
話した内容は、3月18日(月)発行の高校生向け就活雑誌『PILOT』に掲載!
徳島県内の高校(一部)に配布するほか、大型ショッピングセンター等にて設置予定。


■成果物
3月18日(月)発行 高校生向け就活雑誌『PILOT』内1P

(↑クリックでPDFが開きます)

プロジェクト後記
今回のプロジェクトでは、あわわの「高校生向け座談会の企画・実施と就活冊子の企画ページ作成」という課題に対し、現在半数以上の高校生が大学に進学している中で、現役大学生の立場から高校生のリアルな質問に答える座談会を実施しました。和やかな雰囲気で様々な質問が飛び交いました。
座談会の内容は、他の高校生にも共有したい!と、高校生向け就活冊子にも1P企画として掲載し、就活と進学、どちらにも触れてもらえるものを目指しました。
県内高校(一部)配布の他に、県内ショッピングセンターなどでも設置される予定なので、見つけた方はぜひ手に取ってご覧ください。