やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

特集1:おいしい未来、いっしょに育てています。【令和2年10月号】

恵まれた自然環境がおいしさの原点

 温暖な気候、肥沃な大地、吉野川や那賀川をはじめとする清らかな流れ、播磨灘・紀伊水道・太平洋と特色ある3つの海。美しく豊かな自然に恵まれた徳島県は、全国屈指の「食の宝庫」でもあります。魚、肉、米、野菜など、高級食材から日常食材まで、その品質の高さと種類の豊富さは、群を抜いていると自負しています。

徳島産を国内外の食卓へ

 県では、徳島が誇る「食」を国内外の方々に届けられるよう、担い手の育成や、生産力の強化、農林水産物のブランド化、消費拡大などに向けた取り組みを展開中。地域の組合や生産者の方々と手を携えながら、農業、畜産業、水産業の新たな未来に向かってチャレンジを続けています。生産者の情熱が詰まった食材や旬のおいしさをぜひご堪能ください。

阿波ふうど

阿波ふうどまるごとサイト(外部サイト、別ページで表示)

次代の徳島ブランドが生まれています。

「国際競争力を兼ね備えた徳島生まれの新ブランドをつくる」。「農林水産業の未来を担う若手を育てる」。

徳島では、県や組合、生産者が三位一体となり、地元の農林水産業を元気にするための取り組みを続けています。

農業

2年連続で「特A」の評価を取得!生産者の情熱とともに育った「あきさかり」。

JA名西郡 生産者 久米 美智也(くめ みちや) さん

徳島に適した有望品種を探して

 豊かな水、広くて平らな土地、水はけの良さ、日照時間の長さなど栽培条件に恵まれている徳島は、おいしいお米を作るのに適した環境です。県では平成21年より新たな有望品種の試験を本格的に開始。平成22年度からはJA名西郡等の協力のもと、生産者とともに6品種のお米の現地試験栽培をスタートさせました。

 「お米は品種によって育て方と特性が違うので、徳島の土地に適した品種を見つけるのは苦労します」と話すのは、生産者の久米さん。地元の営農指導員の熱心なサポートを受けながら2年にわたって試験を行った結果、従来品種より夏の暑さに強く、より多くの収穫量が見込めるなどのメリットを持つ「あきさかり」の本格的な栽培に踏み切ることになりました。

品質向上と経営安定を両立

 その後も県やJA、生産者が一体となって試験栽培を続けた結果、平成28年には県の奨励品種に認定され、徳島県産のコシヒカリやキヌヒカリと並ぶブランド米として名を連ねるまでに成長しました。

 「今までとほぼ同じ育て方で多くのお米が収穫できるので周りの農家の方々にも好評です。また、他のお米と収穫時期をずらすことができるので、一番おいしいタイミングで収穫したお米を食卓に届けることができるのもうれしいですね」

 米の食味ランキングでは、徳島県産の「あきさかり」が平成30年から2年連続で最上級の「特A」に格付けされました。本県のお米の品質向上と農家の経営安定の希望の光として、その可能性を伸ばし続けています。

●深い信頼関係で結ばれた、生産者の久米さん(中央)とJA名西郡の職員。

畜産

安全・安心への厳しい基準をクリアした 「とくしま三ツ星ビーフ」が誕生!

肉用牛生産者 藤原 幸作(ふじわら こうさく) さん

国際的に認められたJGAPを取得

 経済のグローバル化が加速し、国内でも地域ブランド牛との産地間競争が激化する中、県では平成29年度から「JGAP家畜・畜産物」認証取得への取り組みを開始。家畜の健康管理や衛生管理、環境保全や作業者の安全確保など、厳しい審査項目が定められたJGAP認証牧場を県内に普及させるために取り組んできました。

 「グローバル化の影響を最も受けるのは牛肉です。牧場経営にも、これまで以上に安全・安心の取り組みが求められる中、県の手厚いサポートを受けながらJGAPを取得することができました」と話すのは、肉用牛を生産する藤原幸作さん。生産から販売までを一貫して行う経営体制の中、中四国で2番目という早さでJGAPの取得に成功しました。

県知事認定のブランド牛が誕生

 県では昨年度より「とくしま三ツ星ビーフ認定制度」もスタート。JGAP取得農場で飼育された牛であることのほか、出荷前に県内で1年以上飼育されていること、黒毛和種で肉質が4等級以上であること(交雑種の場合は3等級以上)を満たした牛1頭ごとに県知事の認定証を交付しています。

 「JGAPの認証を受け続けるためには、設備投資や日々の経営努力を継続していく必要があります。より安全・安心でおいしい牛肉を届けるために、生産から流通まで全責任を持って取り組んでいければ」

 県内ではこれまでに3つの農場がJGAP認証を取得。国内外を見据えた徳島ブランドの新たな挑戦は、始まったばかりです。

●藤原さん(右)の農場では、R2.8月末現在で100頭の「とくしま三ツ星ビーフ」が認定。

漁業

「とくしま漁業アカデミー」から念願の漁師へ。豊かな徳島の海の幸を、食卓へ届けます。

椿泊漁業協同組合 漁師 岸 辰浩(きし たつひろ) さん

県の研修制度を活用して漁師に

 播磨灘・紀伊水道・太平洋の自然条件の異なる3つの海や、吉野川や那賀川をはじめとする河川に恵まれた徳島は、新鮮でおいしい水産物の宝庫です。鳴門鯛や鳴門わかめ、ハモ、ちりめん、アワビなどの水産物は、徳島ブランドとして京阪神や首都圏に出荷されています。

 「以前から漁師になるのが夢でしたが、どうすれば就業できるのか分からなかった。そこで出会ったのが『とくしま漁業アカデミー』でした」と話すのは、平成31年4月から椿泊の漁師になった岸辰浩さんです。

 「インターンシップで尊敬する親方に出会えたことや、個人事業に向いている漁場だったことが大きかったですね。今は親方の背中を見ながら勉強する毎日です」と岸さんは話します。

先人の経験を受け継ぎながら

 現在、岸さんが行っているのは「サワラ延縄漁」と呼ばれる漁法です。約1kmにも及ぶ縄から100本以上の針を海中に沈め、サワラや太刀魚を狙います。

 「紀伊水道は潮の流れが複雑なので、安全に漁を行ったり、魚が多くいる場所を見極めたりするためには経験が必要です。もうすぐ80歳になる親方の仕事ぶりを見ていると、そのことを思い知らされますね」

 出漁は夜11時。午前4時頃から縄を入れ始め、明け方に約3時間を掛けて巻き上げていきます。縄の手入れが終わって帰宅するのは、いつも正午を過ぎてから。「ここで獲れた魚のおいしさを知ってほしい」と岸さん。私たちの食卓においしい魚介類が並ぶ背景には、漁師たちの情熱が詰まっています。

●漁を終え、水揚げされたばかりのサワラを手にする岸さん。

「阿波ふうどEC」サイト

美食の宝庫、徳島産。

生産者・事業者の想いが詰まった県産品を全国へお届けします。

詳しくは次のリンク先へアクセスしてください。

阿波ふうどEC(外部サイト、別ウィンドウで開く)


食べて応援!徳島の水産物キャンペーン

キャンペーン参加店舗で新鮮なハモやブリなどを試供品として数量限定で提供します。