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赤ちゃんのお口の発達(新)

~徳島県口腔保健支援センターより~

 初めての離乳食は、力がはいりますね。おだしを取り、軟らかく煮て、つぶして・・。でも、いざ食べてもらおうとすると口からはきだす・・。なんで!?と思いますがこれは赤ちゃんのお口の成長が原因による反応かもしれません。

すだちくん

月齢ごとのお口の発達

 4から5か月の離乳準備期は、なんでも口に入れてみたい時期です。この時期の指しゃぶりは大切です。舌は前後運動をします。

 5から6か月の離乳食初期は、早い人は乳歯が生えはじめ、口をあけて自分で飲み込めるようになります。離乳食のどろどろ状のものなら食べられますが、まだ舌の前後運動の動きが見られるので食べ物を口に持っていっても舌で出してしまいます。

 7から8か月の離乳食中期は、乳歯の前歯が生え始めます。前歯が生えて舌の上下動き(押しつぶし)が出来るようになります。食べ物の食感を覚え、離乳食は舌でつぶせるぐらいの固さにしましょう。

 9から11か月の離乳食後期は、上下の前歯がそろい始めます。上下の前歯が生えそろい、かじれるようになります。左右の舌の動きが出来るようになるため、舌を使い押しつぶすことができます。離乳食は歯ぐきでつぶせる固さにしましょう。

 1歳から1歳3か月の離乳食完了期は、奥歯が生え始めます。奥歯が生えてきてしっかりと噛んで食べられるようになります。


 せっかく頑張って作った離乳食を食べない時は落ち込みますね。でも、それは赤ちゃんが食べたくないのではなく、お口の成長と発達が関係していたのかもしれません。

 食事のことで心配な場合は、医師や管理栄養士等へご相談ください。

赤ちゃんのお口の発達