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ICT活用工事現場講習会(芥附海部線 道路改良工事)の開催報告

ICT活用工事現場講習会(芥附海部線 道路改良工事)を開催しました!

 建設現場における生産性を向上させ,魅力ある建設現場を目指す新しい取組であるi-Construction(アイコンストラクション)が推進されています。

 徳島県においては,i-Construction の3 本柱の一つである土工へのICT の全面的な活用に向けて,ICT を建設現場へ導入する「ICT 活用工事」を試行しています。

 「ICT 活用工事」に関する技術力向上を目的として,芥附海部線にて宍喰建設工業株式会社が施工中のICT 活用工事(土工)の現場において講習会を開催しましたので,ご報告します。

1 開催日時

平成31年2月15日(金)13時30分~16時30分

2 場所

座学会場/海陽町 海南庁舎 3階大会議室(海部郡海陽町大里字上中須128番地)
現場見学/芥附海部線 道路改良工事現場(海部郡海陽町櫛川)

3 主催

徳島県
(公財)徳島県建設技術センター
宍喰建設工業株式会社

4 開催内容

(1)i-Constructionの取り組みについて
(2)工事概要説明
(3)空中写真測量(無人航空機)による3次元起工測量
(4)3次元設計データ作成・3次元出来形管理・3次元データの納品
(5)ICT建設機械(MGバックホウ)による施工について
(6)現場見学
・空中写真測量について(ドローンの性能と活用)
・ICT建設機械(MGバックホウ)の試乗体験

5 参加者

35名(施工業者15名、測量設計業者5名、その他業者2名、県担当者11名、市担当者2名)

6 開催状況

現場見学の前に、海陽町海南庁舎にてi-Constructionの取り組み、工事概要、空中写真測量による3次元起工測量、3次元設計データ作成、当該工事におけるICT建設機械による施工などについて説明しました。

 参加者は3班に分かれ、空中写真測量(無人航空機)による3次元起工測量の実演やICT建設機械(MGバックホウ)による施工について見学しました。

 ICT建設機械に関する説明後,参加者はMG(マシンガイダンス)バックホウの試乗を体験しました。

 重機のオペレーターは、操作室のモニターに表示された設計データとバケット刃先の位置情報を確認しながら、切り出し位置を決めており、丁張りは不要となります。

 MGバックホウについては、既存の重機に3次元システムを後付けし使用することでき、重機の大きさや年式、メーカーを問わず使用できるそうです。

 当該現場では使用してませんが、バケットを傾け回転させることができる先端アタッチメント装着したMGバックホウの試乗についても参加者は体験しました。

 これを使用するメリットは、足場が整地されていない場所でも仕上げ作業ができたり、重機を静止させた状態で法面整形が可能な範囲が増えるという説明がありました。