文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

米の需給状況等について

令和5年産米の需要が堅調に推移したことや、端境期である8月に、南海トラフ地震の臨時情報等により買い込み需要が発生したことなどにより、全国的に米が品薄になった店舗が見受けられたことから、米の需給状況等に関する情報を提供するページを立ち上げました。

米の需給状況

直近一年間の訪日外国人数が、急激に回復し、対前年比2.3倍となったこと、令和5年は、全国的な高温・渇水の影響により、1等米比率が前年より約18%減少し、精米歩留まりが低下したことなどにより、需要は堅調に推移しました。

また、直近では、南海トラフ地震の臨時情報が発表されたことなどにより、買い込みが発生し、短期的な品薄状態となり、販売数量は8月5日以降、伸びが著しい週が3週続きましたが、8月26日の週は前年よりも高い水準であるものの、水準は急減しています。
 

スーパーでの販売数量の推移(POSデータ全国)

(資料)スーパーでの販売数量の推移(POSデータ全国)出展元:農林水産省
 

本県では、8月上旬から稲の収穫が始まっており、8月末時点で、県内の作付面積の5割で収穫を終えていることから、順次、新米が市場に供給されていく見込みです。

また、農林水産省によると、9月末までには、集荷業者や卸売業者への年間出荷数量の4割程度が全国の産地から出荷されるとのことです。

なお、農林水産省から8月30日に公表された「令和6年産水稲の8月15日現在における作柄概況」において、気象データと人工衛星データから予測した本県の令和6年産水稲の作柄は「やや良(102~105%)」となっています。

全国的にみると、「良」が1県、「やや良」が 11 道府県、「平年並み」が 31 都府県、「やや不良」が3県の見込みとなっています。

全国的な米の需給状況に関する情報については、以下のリンク(農林水産省のページ)をご参照ください。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/index.html

(参考)令和6年産水稲の8月15日現在における作柄概況
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/pdf/suitou_240815.pdf

政府備蓄米の無償交付に関する運用改善

農林水産省では食育の一環として、こども食堂・こども宅食への政府備蓄米の無償交付を行っており、この制度をさらに利用しやすくし、食品アクセスの向上を図る観点から、令和6年9月2日から、
・各地域拠点における交付申請窓口の開設
・交付申請の受付期間の通年化
の2つの運用改善が実施されています。

具体的には、これまで交付申請窓口は、農林水産省本省と9か所の地方農政局等に設置されてましたが、これらに加えて、都道府県の県庁所在地等にある地方農政局等の地域拠点51か所全てに窓口が開設されています。

また、これまでは、四半期ごとに交付申請期間が定められていましたが、今後は、通年で交付申請を受け付けることとなっています。

詳細につきましては、以下のリンク(農林水産省のページ)をご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kokumotu/bichikumai.html

なお、徳島県における問い合わせ先はこちらになります。
中国四国農政局徳島県拠点地方参事官室 
088ー622ー6240