〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
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欧州連合(EU)の中で最も人口が多い国であるドイツは、ヨーロッパの中心に位置し、9か国の隣国と国境を接しています。
自然豊かで、まるでおとぎ話の世界から出てきたかのような旧市街の街並が広がっており、ゲーテやバッハ、ベートーヴェンといった偉大な詩人や音楽家などの故郷でもあります。
ドイツの人々は、休みの日には家族と一緒に川や湖へ出かけて、カヌーに乗りながら自然を楽しむなど、水辺が憩いの場となっています。
【川辺に響く乾杯!ドイツビール】
ドイツでは、約5,000種類ものビールが1,300を超える醸造所で製造されており、これらすべてにおいて「ビール純粋令」が守られています。ビールの原料を定めた「ビール純粋令」は、現在でも有効な食品に関する法律としては世界最古のものです。
仕事終わりや休日には、たくさんの人々が川辺に集い、ビールで乾杯している様子があちらこちらで見られます。
徳島県では、かつて、第一次世界大戦時のドイツ人捕虜を収容した「板東俘虜収容所」が現在の鳴門市にありました。この収容所ではドイツ兵の人権を尊重し、できるかぎりの自主的な生活を認めており、ドイツ兵と地域住民との間に交流が生まれたことをきっかけに、これまで長い間、ドイツとの友好関係を育んできました。
1974年には鳴門市とリューネブルク市が姉妹都市盟約を締結、2007年には徳島県とニーダーザクセン州が「交流に関する共同宣言」に調印し、スポーツをはじめ、文化や教育、経済など、幅広い分野で交流を行っています。特にスポーツ分野では、2012年に徳島県体育協会とニーダーザクセン州スポーツ連盟の間でスポーツ交流協定を締結し、柔道、カヌー、ハンドボール、剣道、マラソン等の交流を進めてきました。
こうした歴史を背景に、2016年1月、本県が「ドイツ」の「ホストタウン」として登録を受けました。また、2016年12月には「那賀町」が、2020年5月には「鳴門市」が「ホストタウン」の追加登録を受けています。東京2020オリンピック・パラリンピックでは、カヌ ー(スプリント)、ハンドボール、パラカヌー代表チームの事前キャンプ受入や交流を実施します。
・板東俘虜収容所に関する詳しい情報はこちら(youtube徳島県チャンネル)
・「鳴門市ドイツ館」に関する詳しい情報はこちら(鳴門市ドイツ館HP)
東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、これまで、カヌー、ハンドボール、柔道代表チームの事前キャンプや強化キャンプ等を受け入れ、県内選手との合同練習や県民の方々との交流を通して友好を深めてきました。そのほか、徳島県が友好交流提携を結ぶニーダーザクセン州とスポーツ、文化、教育等の幅広い分野で交流を行っています。特にスポーツ分野では、2008年から交流を開始した柔道のほか、カヌーやハンドボール、剣道、マラソン等において、選手や指導者の相互派遣等を実施しています。
ドイツとのホストタウン交流の架け橋である「徳島県立那賀高等学校カヌー部」は、「徳島ホストタウン特使」として、ドイツカヌー連盟へのPRや相互訪問による現地の選手とのカヌー交流など、様々な場面で活躍しています。
ドイツカヌー代表チームが徳島県でトレーニングキャンプを実施した様子はこちら!(youtube徳島県チャンネル)
全国のドイツ・ホストタウン情報がひとめでわかる!ドイツホストタウン専用ウェブサイト。
全24ホストタウンの基礎情報に加え、全17のドイツホストタウンの特徴的な活動をもう1歩、深い視点から伝える記事「ホストタウン・ストーリー」を公開中!
どんな人が、どんな想いで関わってきたの? どんなことがあった?きっと、もっとドイツ・ホストタウンを身近に感じるはずです。ぜひチェックしてみてください!(左の画像をクリックするとサイトへ移動します。)
カヌー・ハンドボール・柔道代表チームに向けた応援動画を制作しました!
県内の選手やこれまで代表チームとの交流に関わった方々などから、これまでの交流への感謝と未来の再会を信じて、応援の気持ちを伝えています。
ぜひご覧ください!
徳島県スポーツ振興課では、ドイツ出身のCIR(国際交流員)が活躍しています。
徳島県のFacebookアカウント「Discover Tokushima」でCIRが記事を連載中!詳細はこちら