大麻摘発過去最多～急増する若者の大麻乱用～

近年，若者を中心に大麻乱用による検挙者が急増しています！
大麻は，脳や身体に重大な影響を与える違法な薬物です！
正しい知識を身につけて，自分自身と自分の未来を守りましょう！

「クスリを追うな！夢を追え！」

令和2年の全国における大麻事犯の検挙者数は，5，260人と7年連続で増加し，過去最多を更新しました（厚生労働省集計）。
特に若者（30歳未満）の検挙者数が，令和2年には3，511人となり，平成25年の712人から約4.9倍と急増し，若者を中心とした大麻の乱用拡大が懸念されています。

「大麻は依存症にならない」，「大麻は他の薬物より安全，害がない」といった誤った情報がインターネット上などで氾濫していますが，これは全て誤りです！

大麻に含まれるTHC（テトラヒドロカンナビノール）という成分は，脳などの中枢神経系に作用し，「幻覚作用」，「記憶への影響」，「学習能力の低下」，「知覚の変化」などを引き起こします。また，使用を繰り返すうちに，自分の意思ではやめられなくなる「依存」という状態に陥る危険があります。

最近では，幻覚成分（THC）を濃縮させた「大麻ワックス」や，大麻含有食品（クッキー、チョコレート）など，一見すると，大麻とわからないものが出回っています。怪しいものには絶対に手を出さないで下さい！

（写真提供：厚生労働省）

警察庁の実態調査によると大麻を初めて使用した経緯は，「誘われて」が最多になっています。
友達などから「気分がよくなるよ」「嫌なことが忘れられるよ」「1回だけなら大丈夫」と大麻や薬物に誘われても，勇気を出して「いらない！」「やらない！」とハッキリ，キッパリ断りましょう。
断りにくい場合は，話題を変えたり，その場から離れ逃げましょう。

日本では大麻取締法によって，大麻の所持・譲渡・譲受・栽培などが厳しく規制されています。

大麻などの薬物について困ったことや悩みがある場合には，一人で抱え込まずに周囲の信頼できる大人に相談しましょう。

そのような人が身近にいない場合は専門家に相談しましょう。薬務課，精神保健福祉センター，最寄りの保健所等にご相談ください。

・徳島県依存症相談拠点（精神保健福祉センター内）詳しくはこちら

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