やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

大規模自然災害への備え

概要

 徳島県では、自然災害等によって業務が停止することなく、初動対応や復興業務に速やかに着手するため、機器や設備の耐震化を始め、ネットワークやシステム基盤の二重化をとるなどの、バックアップ体制を整えてきました。

 また、 災害の発生時の初期対応のための参集ルール、組織体制や復旧順序などの危機管理体制を整えるなど、起こり得る事態や一般的な復旧手順を整理しておくことで、災害発生時の初動に寄与するものとして、ICT部門の業務継続計画を作成しています

これまでの取組み

平成23年度の取り組み

  • ICT部門の業務継続計画の策定

平成25年度の取組み

  • サーバ室内の情報システム機器に免震装置設置又は横滑り防止固定を実施
  • インターネット接続回線の複線化を実施

平成26年度の取組み

  • 各システム業務サーバをクラウド基盤に集約し、「県庁舎」と「県外のデータセン ター」の2箇所に二重化(二拠点で同期)
    1. 大規模災害等により、一方のクラウド基盤が損傷し機能不全となった場合でも、他方のクラウド基盤が処理を肩代わりすることにより、業務の継続を確保。
    2. 平時は、両方のクラウド基盤が稼働し、処理負荷を分散。
  • 県の各庁舎を結ぶ情報ネットワークを複線化し、どこかの庁舎が被災しても、その他の庁舎の情報ネットワークに影響を及ぼさないように対策を行った。
  • 災害発生時を想定し、庁外(災害現場等)からセキュリティを確保しつつ庁内のシステムにアクセスし、災害対応等の業務を行うためのICT技術を導入した。

平成27年度以降の取り組み

  • 毎年、大規模災害を想定した、クラウド基盤の運用訓練を複数回実施。

令和2年度の取り組み

  • 庁内クラウド基盤について,ハードウェアの老朽化やソフトウェアのサポート終了を踏まえ全面的に再構築を実施。再構築にあたり,ハードウェアのリソース増強のほか,テレワークの利便性向上,セキュリティ強化などを行った。