文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

令和2年10月17日 臨時記者会見 フルテキスト版

新型コロナウイルス感染症の発生について(説明)

(幹事社)
 それでは知事からお願いします。

(知事)
 新型コロナウイルス感染症の発生についてであります。
 昨日10月16日及び本日17日、徳島県立保健製薬環境センターの検査によりまして、9名の新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました。県内では150から158例目となります。
 それでは以下、感染者の概要につきまして、説明させていただきます。なお、公衆衛生上の観点からお住まいの市町村名を公表させていただきます。
 まず150例目、年代は20代、男性、徳島保健所管内徳島市在住の方、職業大学生であります。
 151例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内徳島市在住の方、大学生であります。
 152例目、年代は20代、男性、徳島保健所管内徳島市在住、職業大学生であります。
 次に153例目、年代は20代女性、徳島保健所管内徳島市在住の方、大学生であります。
 154例目、年代は20代、女性、徳島保健所管内徳島市在住、大学生であります。
 155例目、年代は20代、男性、徳島保健所管内徳島市在住、大学院生であります。
 156例目、年代は10代、女性、徳島保健所管内徳島市在住の方、大学生であります。
 次に157例目の方、年代は10代、女性、徳島保健所管内徳島市在住の方、大学生であります。
 続きまして158例目の方、年代は20代、男性、徳島保健所管内徳島市在住の方、大学院生であります。
 感染者の発症日、症状、行動歴につきましては、記者の皆様方のお手元に配付の資料をご参照願います。なお、2名の方は既に新型コロナウイルス入院受入医療機関に入院済み。残り7名の方は入院調整中であります。
 また、濃厚接触者につきましては、150から158例目の9名のうち、それぞれが濃厚接触者となりますが、それ以外の分について申し上げて参ります。
 現時点で判明している分でありますが、150例目の方はそれ以外にご友人2名、151例目の方についてはご友人4名、152例目の方はご友人6名、153例目の方ご友人2名、154例目の方ご友人4名、155例目の方ご友人3名、156例目の方ご友人4名、157例目の方ご友人7名、158例目の方につきましては現在調査中となっているところであります。
 150から158例目の9名に共通する行動歴としては、10月11日、飲食店において会食及び11日の深夜から12日明け方にかけてカラオケボックスでカラオケを行っております。
 このような場面は感染の危険が高まると、お手元の配布資料、9月25日、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会の資料でも明示されているケースであります。県民の皆様方におかれましては、是非このような感染の高まる場面では十分にご注意をいただきますようによろしくお願い申し上げたいと存じます。
 なお、現在、継続して、積極的疫学調査を実施しているところであります。プライバシー保護の観点から、是非ご配慮をよろしくお願い申し上げたいと存じます。

第35回徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議について(説明)

(知事)
 次に、第35回徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議について、以下お話を申し上げて参ります。
 新型コロナウイルスの感染状況につきましては、10月に入り感染者は1名に留まっておりましたが、昨日8月以来となるクラスター発生となりました。折しも昨日は「徳島県新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止に関する条例」が同日施行されたところであります。全国的にも散発的にクラスターが発生するなど地域によって様々な動きがあり、本県としても今後の感染拡大に注意する必要があります。
 そこで、先ほど第35回徳島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしまして、私の方から以下3点を指摘したところであります。
 まず第1番目、今後の感染拡大への備えについてであります。
 この度のクラスターにつきましては、感染の拡大が懸念されるところであり、引き続き濃厚接触者や接触者、施設などの利用者の洗い出しを行い、徹底した封じ込めを行って参ります。
 また、今後の感染経路不明者の割合も含めた感染状況によっては、とくしまアラートの発動も考えられることから、各部局におきましては即応できるように体制を整えて参ります。
 2番目として、若者の皆様方に対する注意喚起についてであります。
 今回はすべて20代、10代の若者の皆様方が会食の場においてクラスターが確認されたものであります。
 このことから特に若者の皆様方には、飲食店であっても会話や、またカラオケの際にもマスクの着用、徹底していただきたいと思います。特にお酒が入りますと声が大きくなる、そこで大声での会話は是非控えていただきたいと思います。
 また、できる限り座席についてでありますが、対面とすることを避けていただき、テーブルを囲む人数を極力少なくすることなど適切な距離の確保をお願いしたいと思います。大皿での飲食、飲み回しは絶対に避けていただきたいと思います。
 また、専門家会議の皆様方からは万一感染が発生した場合でも、感染リスクにさらされる人数を最小限とするために、大人数を控え、なるべく少人数での宴会・会食を行っていただきたいということ、これから会食の場にも関わらずということですが、感染の時期に向けまして、自分とまた周囲の人や配慮が必要な人々のために再度気を引き締め直していただきたいということ、3密の回避、マスクの着用など今一度基本的な感染拡大予防の徹底が必要であるということ、体調が悪い時には出歩かない、速やかに保健所に設置されている窓口に相談することなど、ご意見をいただいているところであります。
 県民の皆様方に対しましても、改めて気を引き締めまして感染拡大、感染予防対策の徹底をお願いしたいと存じます。

徳島県新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止に関する条例の浸透について(説明)

(知事)
 次に3番目として、(徳島県新型)コロナ(ウイルス感染症の感染拡大の防止に関する)条例の浸透についてであります。
 コロナ条例につきましては、昨日10月16日公布施行、これに合わせ、県下全域に新聞折り込みによる一斉広報を行ったところであります。
 今後さらに関係する事業者や県民の皆様方に対し、一層の周知を図って参ります。とりわけ条例には事業者の皆様方の役割といたしまして、事業者版スマートライフ宣言、またはガイドライン実践店ステッカーの掲示、こちらを義務として規定させていただいております。県民の皆様方が安心して店舗や施設をご利用いただけるよう、県では各事業者や業界団体の皆さま方に対し、事業者版スマートライフ宣言の徹底やガイドライン実践店ステッカーへの参加について強力に働きかけを行っているところであります。
 県民の皆様方に対しましても、店舗や施設の利用に際しましては、事業者版スマートライフ宣言やガイドライン実践店ステッカーの掲示を確認いただきますようによろしくお願い申し上げます。
 さらに、条例では感染者、医療従事者、そのご家族、また事業者だけではなく全ての皆様方に対し、感染していることやその恐れがあることなどを理由に、不当な差別的取扱いや誹謗中傷を行うことの禁止を規定しているところであります。新型コロナウイルスの感染は誰でも起こり得ることであることから、コロナ禍という歴史的なこの危機を県民の皆さん、事業者の皆さん、そして行政が一丸となって乗り越えていくためにも差別的言動は厳に慎んでいただきたいと思います。
 以上3点申し上げました。このクラスターの封じ込めに向け、しっかりと取り組みを進めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。私の方からは以上です。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その1)

(幹事社:徳島新聞社)
 それでは幹事社の方から数点お伺いさせていただきます。まず今回の9人、大学生、大学院生とのことですが、大学名を公表する考えはありますか。

(知事)
 今回この感染発生の場がもし大学であるということであれば、当然のことながらクラスターということで直ちに大学名の公表させていただくところでありますが、大学生ではある、あるいは大学院生ではあるんですが、その感染の場が大学ではなくその外の飲食店並びにカラオケ店で密な状態で行われた、ここがおそらく感染の現場ということになるわけでありますので、我々の方からの大学名の公表については差し控えさせていただきます。

(徳島新聞社)
 それではその飲食店やカラオケボックスの店名を公表する考えはありますか。

(知事)
 今回、飲食店及びカラオケボックス、その利用形態、状況こちらを調べさせていただいた結果、ともに個室の利用ということでありました。つまり、この9名が一つの個室の中で他の例えばお客様と接するということ、こうした点が極めて低いということであります。
 もちろん、従業員の方がそこの給仕をされた、ここのところは掴んでいるところでありますので、しかしこの従業員の皆さん方もマスクであったりあるいはフェイスシールド、これを着けておられることが確認されておりますので、万が一、この皆さん方、今検査を行う手筈となっておりますが、もし接触者として陽性という形が出た場合には当然のことながら保健所としてもしっかりその対応、もう一度これを引き続き考える中でその公表といったものも考えていくこととなりますが、現段階では閉ざされた空間の中で対応ということでありますので、両店名についての公表は差し控えさせていただきます。

(徳島新聞社)
 これ(公表を差し控えるということは)、条例に照らしてそのように判断したというようなことでよろしいでしょうか。

(知事)
 条例の場合は、クラスターが発生した場合に直ちにその店名、施設名を出すということではなく、その意味合いとしてこれから発生拡大が、あるいは不特定多数の皆さん方が接した可能性がある場合は、その皆様方への気づきという観点から直ちに公表する、このようになっております。
 しかし、感染、その人たちがある閉鎖空間にいる、あるいはそれ以外の皆さん方が例えば名簿登録がされている、こうした場合については直ちに今回のクラスターの発生をもって公表をする、こうしたことにはならない。あくまでも公表が目的ではなくて、不特定多数の皆さん方に対しての気づきを持っていただく、そのための公表であるということでありますので、今回の利用形態、あるいは従業員の皆様方の接客状況、これを考えますと今の段階で直ちに両店名を公表する、こうした形にはならないと考えております。

(徳島新聞社)
 9人の感染者なんですが、感染の確認に至る経緯をお伺いできますか。

(知事)
 まずは150例目の方、この方が10月14日、咳また頭痛、全身倦怠感、こうした発症がなされました。これを受け、10月14日その翌日も熱が37.7度ということで全身倦怠感などが抜けないということで、この10月15日、医療機関にオンライン、その診療、受診をされ、医療機関から保健所、こちらの方に検査依頼があり、そして10月16日、PCR検査を行ったところ陽性が判明したと。
 ここから濃厚接触者の割り出し、これを行いまして、この10月11日、本来でしたら発症2日前からの行動履歴を取るわけでありますが、この10月11日、9名で会食、そして深夜から未明にかけてカラオケをやった、こうした点が分かったということで、以下151例目などなど出てくるということになります。

(徳島新聞社)
 10月11日の会食なんですが、参加者は9人ということなんですか。他にも参加した人がいらっしゃるとか。

(知事)
 この9名ということで確認がされております。

(徳島新聞社)
 あと今回の9人の症状について教えてください。

(知事)
 それでは以下、順次申し上げて参ります。
 まず150目の方、軽症です。151例目の方、軽症です。152例目の方も軽症。以下153、154、155そして158例目の方まですべて軽症となっております。

(徳島新聞社)
 全員が軽症ということでよろしいでしょうか。

(知事)
 はい。それで結構です。

(徳島新聞社)
 濃厚接触者についてなんですが、先ほどそれぞれの友人を数名ずつ挙げてらっしゃいましたが、重なっている人とかもいるんですか。

(知事)
 これは重なりを全部省いてあります。ですから、もしそれぞれの濃厚接触者ということであれば、先ほど申し上げた150例目の方であれば、このご友人2名に8を足していただく、こうした形となります。

(徳島新聞社)
 そのほか接触者などあればお伺いできますか。分かっていることがあればお伺いできますか。

(知事)
 それでは順次お話を申し上げて参ります。
 まず150例目の方につきましては、大学で演習を受けておられます、研究室での。ですからこの部分についての接触者、調査中であります。また課外活動としてクラブ活動、スポーツやっておられますので、当然そのスポーツに関わる接触者、マスクをつけずに当然行っておられたということですので現在調査中となっております。
 次に151例目の方、この方も150例目の方とは違う演習を受けておられます。ここの部分についても、この研究室での演習についての接触者、今調査中であります。さらにこの方もスポーツクラブを行っておられますので、これは150例目の方と同一のスポーツクラブのようでありますので、先ほど同様にその接触者を今調査をいたしております。
 次に152例目の方につきましては、この方は演習を受けてはおられないんですが、図書館の利用などをされておられました。ただこの利用者が全て濃厚接触者ということになっておられます。
 次に153例目の方、こちらにつきましてもやはり演習を受けておられますが、先ほどの方々の演習とはまた別の演習となりますので、こちらにつきましても接触者の確認をさせていただいております。また、この方につきましてはアルバイト従事を10月12日にされております。そこでこの方の場合についても、今接触者について調査中であります。
 次に154例目の方、この方は大学でやはり演習を受けておられますが、それ以外の皆さん方とまたここも別の演習となりますので、その時の接触者確認中であります。また、この方はアルバイトを2つされておられます。10月12日、大学に通学をされると同時にアルバイトに従事されました。ここについては、相手が限定をされているということで、その名簿なども分かっておりますので、接触者全てに連絡を取らせていただいております。また10月13日、大学に行くと共にアルバイト、別のものをされておられます。ここにつきましてはいわゆる接客、ホールスタッフといいますか、接客業ですよね、従事されておられますので、ここについてもマスクなどをされておりますから、同僚の方に今接触者としての調査をかけるところであります。
 次、155例目の方、こちらにつきましては研究室で研究をなさっておられます。10月13、14(日)ですね、ただここの場合については、この皆さん方が全て濃厚接触者と認定いたしております。
 次に156例目の方、この方につきましては演習は受けておられません。また10月14日にアルバイト、こちらに従事されておられます。こちらにつきましても接触者とも限定されているところでありますので、接触者に全て連絡を取っているところであります。
 そして157例目の方、この方は講義で演習を受けておられます。これまで演習を受けた方とはまた別の演習となりますので、この場合についても接触者調査中であります。
 それから158例目の方、こちらについてもやはり講義演習を受けておられまして、これまでの方とはすべて別ということでありますので、その分の調査をさせていただいております。なおこの方は10月12日、アルバイトに従事をされておりますが、その内容などについては今調査中となっているところであります。以上です。

(徳島新聞社)
 157例目の方、県外訪問と行動歴にありますが、どちらに行かれているのかと、そのほかの方で県外に行かれた行動歴のある方はいらっしゃいますか。

(知事)
 はい。それではまず157例目の方でありますが、発症の1日前、10月15日に県外に行かれております。この場合には、実は友人7名が濃厚接触者となっておりますが、これらの人たちと県外に自家用車でもって日帰りの旅行に行かれたということでありまして、ここの場所につきましては、あえて申し上げますと四国の中ということであります。
 それから、それ以外の方で県外に行かれた方について、以下お話を申し上げて参ります。この中であと県外に行かれた方については、153例目の方、この方は私用で橋を渡って(四国外へ)行かれておられますが、ただ繁華街には行かれていないと、このようにお聞きしております。
 それからそうですね、県外に行かれた方というのは以上となりますが、155例目の方については発症の3日前、ちょうど10月11日となりますが、県外から来られたご友人の方とご夕食を、早(めの)夕(食)を取られております。以上、県外の接触については以上ということになります。

(徳島新聞社)
 感染経路についてなんですが、最初に感染された方を特定できているのかどうか、どのように広がったのかというのは分かればお伺いできますか。

(知事)
 はい。今回は10月11日の飲食個室、それからその後の未明までのカラオケ、この中で9名が当然濃厚でおられたということでありますので、この場でということですが、誰かが持ち込んだと当然そのように考えることとなります。
 そして今も申し上げたように、一番最初に発症といいますか最初検査を受けられたのが150例目の方となるわけでありますが、実はこの方は県外の人との接触というのが、この時点、この今回の調査では出ていない。また151例目の方がその後となったわけでありますが、ここについても県外の接触は確認がされておりませんが、先ほど申し上げたように153例目の方、ただこの方は繁華街には人の多いところには行かれておられない、でも県外に行かれている。それからあと155例目の方、こちらは県外からの方と10月11日、ちょうどクラスターの場となる前の時に食事を取られている。また157例目の方、この方も10月15日、ただこの場合はですね10月15日の県外ではありますので。おそらくこうしたところから持ち込まれたという可能性も否定できないのではないか、ただまだ今の段階ではそのあたり、どうだということを言う事が出来ませんので、まだ158例目の方の(積極的)疫学調査も残っておりますので、こうしたものを総合的に判断をして、この1、2日中にそのあたりの特定をできればと考えております。以上です。

(四国放送)
 今回クラスターと判断されたが、クラスターはこれで何件目のクラスターになるんでしょうか。

(知事)
 今回の部分について、若い皆さん方、しかも飲食、そしてさらにはカラオケという形で出たものでありまして、類型としては初めてのクラスターとなるわけでありますが、クラスターとしてはこれまでの部分を加え5例目となります。

(四国放送)
 いずれも大学生、大学院生ということなんですが、同じ大学ということでいいでしょうか。

(知事)
 おっしゃるとおりです。

(四国放送)
 150例目、151例目は同じスポーツクラブに所属したとのお話でしたが、他にも同じスポーツクラブに所属している人はいらっしゃるんですか。

(知事)
 この中ではおられません。

(四国放送)
 この2人だけということですね。

(知事)
 はい。

(感染症・疾病対策室長)
 他にも同じスポーツクラブの方はいらっしゃいますけども、感染可能期間にクラブの方には参加されていないということです。

(読売新聞社)
 今回の9人同じ大学ということなんですけども、9人のつながりはどういったものなんでしょうか。同じ大学以外に例えばゼミが一緒とかそういった共通項というのはあるんでしょうか。

(知事)
 これはもし良ければ(感染症・疾病対策)室長さん、何かあれば。

(感染症・疾病対策室長)
 同じ大学ということでございますので、ご友人とお伺いしております。

(毎日新聞社)
 サークルが一緒とか、部活が一緒とかそういう共通点はあるんでしょうか。

(知事)
 私の所ではそこは聞いていませんので、もしあればどうぞ。

(感染症・疾病対策室長)
 先ほどもお話しさせていただいたとおり、同じスポーツクラブの方もいらっしゃるというふうに聞いておりますし、学生同士って色々つながりがございますので、そういうふうないろんなつながりというふうなことで。でもお話しさせていただいたようにスポーツクラブとそのあたりは一緒の方もいらっしゃると聞いています。

(毎日新聞社)
 大学名なんですけども、大学側がもうホームページで発表されているんですけども、この9名皆さん徳島大学ということでよろしいでしょうか。

(知事)
 我々の方としては公表する予定はありませんが、そのように報道がなされてるという事実についても確認させていただいております。

(NHK)
 皆さんはこれ9人とも一人暮らしの方でいらっしゃいますでしょうか。

(知事)
 そうです。

(NHK)
 ではご家族とか親族などに接触者はいらっしゃらないということでよろしいですか。

(知事)
 はい。ということで濃厚接触者が全てご友人という形になっています。

(NHK)
 寮生活とかされたりとかいう方はいらっしゃいませんか。

(知事)
 そこのところはどうですか。

(感染症・疾病対策室長)
 皆さんお一人暮らしというふうに聞いております。

(共同通信社)
 計算したんですけども、32人が濃厚接触者ということでよろしいですかね。この9人を除いて。

(知事)
 そうですね。足し上げていただければ。

(NHK)
 具体的にですね、この9人の方が利用された大学の施設とかっていうのはどういったところがあるかっていうのをおっしゃっていただければ、分かればお願いします。

(知事)
 先ほど申し上げてまいりましたように、ゼミ研究室の演習という場合と、それぞれ皆同じ人はおりませんでしたが、あるいはその講義を受けた場所ですね、授業、ここは先ほどちょっと分けて説明をさせていただきました。
 また大学院生の方についてはその研究室ですね。それからあと図書館の利用、ここが濃厚接触者7名、飲食イートインでされたということがありました。
 それとあとはスポーツクラブ、スポーツ、運動の関係ですね。屋外ですが。ここが同じ150、151例目の方がと。我々で補足しているのは以上ということですが、このあたりにつきまして、当然大学の方でもそのあたり調査を進めていることだと思います。

新型コロナウイルス感染症の発生について(質疑)(その2)

(四国放送)
 今回クラスターと判断されたのは、飲食店とカラオケボックスでクラスターが発生したという表現でよろしいでしょうか。

(知事)
 それで結構です。

(毎日新聞社)
 念のため確認させていただきたいんですけども、(資料では)153例目の方が11日に飲食店とカラオケボックスを利用しているんですけれども、これは9人が利用したものと同一ということでよろしいでしょうか。

(知事)
 はい。結構です。

(NHK)
 飲食店とカラオケボックス、場所は2つ違いますけど、それ一つで同じクラスターという認識で間違いないですよね。

(知事)
 そうですね。一連のものとして捉えていただくのが良いかと思います。

(NHK)
 特にこのクラスターがあって関連クラスターという形ではなくて、一連のクラスターであるということで間違いないでしょうか。

(知事)
 はい。9名が同じパターンでもって、まず飲食を個室でし、そしてその後カラオケボックスでということですので、どの時点でそれぞれが感染していくか、そのメカニズムについては今の段階で確実にこうだっていうことは言えないもんですから、その中で当然この両方を利用する中で、非常に長時間に渡っておりますので、確実に9名全員が感染したということですからこれを一連のものとして捉えると、このように考えています。

(NHK)
 カラオケの時に皆さんマスクをしてらっしゃったかどうか教えてください。

(知事)
 まず、このカラオケ店につきましては、カラオケのガイドラインの実践店舗であります。ということで、全てのカラオケボックス利用の皆さん方がマスクを着用しないで入店した場合には、マスクをお配りをされておられます。ということで、普通であればそのような形でマスクをして、と考えるんですがあくまでも個室ボックスの中となるところでありますので、9名が全員マスクをつけながら、例えば歌を歌っていたか、あるいは飲食がどうだったかそのあたりの確認は取れておりません。

(徳島新聞社)
 先ほどの話に関連するんですけども、対策が十分に取れていたか確認ができない中で、この店名を公表する必要がないというふうに判断したというのは、これまでの事例から考えると矛盾しているような気がするんですが、そのへんどうお考えでしょうか。

(知事)
 2点ありまして、1つはその店が不特定多数の皆さん方に感染を拡大する恐れが高いといった場合に直ちに公表ということですが、まずそれぞれが個室でもってやっていると、飲食、カラオケということで、そこと接触不特定にする、特定されているわけなんですが従業員の方だけとなっておりますので、その所を今調査するとなっているところであります。
 それともう1つ、その感染拡大ということではなくてガイドラインが守られているのか守られていないのか、こうした点について公表していく、こうした点についてのおそらく今ご質問なんだと思うわけでありますが、ここが個室の限界と。これが例えばオープンでやってる場合にはそれをちゃんとつけてくださいということがあるわけでありますが、その限界の部分について、さあどう判断していくかということになり、直ちにこれでもって違反だということになるわけではありませんので、しっかりとそのあたりの調査、これもこの2日間でさせていただきたいと思います。

(徳島新聞社)
 飲食店の方はガイドラインを遵守しているような飲食店だったんでしょうか。

(知事)
 今回のこのガイドライン実践(店)のステッカー、つまりその対象となっているお店ではありません。

(徳島新聞社)
 以前ですね。他の大学で感染者が出たときに、大学名を公表していたかと思うんですが、今回との違いについてどのように認識されていますでしょうか。

(知事)
 以前の事例については、3人の方が一時に、一緒に住んでおられてその方お一人が大学に通われていたと。そしてその方が大講義室の中でおられたということがありましたので、大学とも相談の上、ここについてはやはり注意喚起を行った方が良いのではないだろうかという形で、その公表をさせていただきました。

(徳島新聞社)
 今回はそのような大人数が集まる講義には参加していないということでよろしいんですか。この9人は。

(知事)
 今の段階においては全てが少人数の授業っていうことで、類型を分けますと3つ。1つは演習という形での研究の形、もう1つは少人数でのいわゆる講義、もう1つは大学院の研究室、この3つとなります。

(徳島新聞社)
 細かい話なんですが、153例目の方が県外に行っていたのはいつかというのを教えていただけますか。

(知事)
 はい。10月4日です。発症の9日前となります。

(徳島新聞社)
 これはどちらに行かれていたのかというのは。

(知事)
 兵庫県です。

(徳島新聞社)
 これは帰省か何かということでいいんですか。旅行とかですか。

(知事)
 旅行とは聞いておりません。私用と聞いています。ただ、繁華街には行っていないということです。

(毎日新聞社)
 今回クラスターが発生した飲食店とカラオケなんですけども、これは徳島市にあるお店でしょうか。

(知事)
 ここのところはいかがですか。

(感染症・疾病対策室長)
 徳島市内でございます。

(四国放送)
 先ほど、この9人について演習というふうにおっしゃっていましたが、授業ということでいいでしょうか。

(知事)
 演習授業ですね。

(四国放送)
 150から154例目と、156から158例目は演習というふうにおっしゃっていましたが、155例目だけ研究活動というふうにおっしゃってましたけども、そういうことでよろしいでいいでしょうか。

(知事)
 もう一度ちょっと申し上げていきますね。今申し上げたように、この講義の中で演習という形をとった人は150例目、151例目、そして153例目、154例目、そして157例目、そして158例目の方が演習という形になります。

(NHK)
 今回、飲食店からカラオケということで徳島市内ということなんですけど、繁華街かというのはまだ分からないんですが、今回、このクラスターは夜の街クラスターという認識はあるんでしょうか。

(知事)
 夜の街クラスターといった場合にはいろんなところにといいますかね、不特定多数の皆さん方が集うという形ですが、今回の場合には皆様方のお手元にも配らさせていただいているように、若い特に大学生の皆さん方を中心としてお仲間が集まって、そして個室などのところで盛り上がる、そして飲食店、その後ハシゴという形で深夜未明にかけて酔った状態でカラオケを歌いまくると、こうした形でありますので、一般に言う夜の街クラスターとは類型が違うと、このようにされております。

(徳島新聞社)
 細かい点で恐縮なんですが、9人とも飲食店で会食を始めて、カラオケに行かれて最後まで9人全員が居たということでいいんですか。

(知事)
 はい。そのように聞いております。

(NHK)
 9人の方の中でアルバイトに従事されている方がいらっしゃいますが、アルバイトの職種、業種などは分かりましたらお願いします。

(知事)
 それでは順次申し上げて参りたいと思います。まず、今回アルバイトをされて、この期間中ですね、関係のある方についてであります。
 まず第1番目の方については153例目の方、この方については物販ですね、屋内での物販となります。
 それから次に154例目の方は2つされております。まず1つは人と接する、ただし限定的なということで教育関係です。それからもう2つにつきましては接客ですね。接客の従業員という形になります。
 それからさらに、アルバイトをされている方につきましては156例目の方、こちらも教育関係となります。
 そして、あと158例目の方については、まだこの方が1番新しい方でありますので、アルバイトの内容については今調査中となっております。

(NHK)
 教育というのは例えば塾講師とかそういったことですか。

(知事)
 聞いているのは教育関係というところになります。

(NHK)
 今分かっているお三方は、皆さんマスクとか感染防止対策はしっかりされておられたということでよろしいですか。

(知事)
 そこの確認は取れております。ということで、濃厚接触者が関係者にいないということになります。

(NHK)
 接触者としてカウントすることは。このアルバイトの。

(知事)
 そうです。接触者として対応しております。

(徳島新聞社)
 濃厚接触者については、今後調査される、PCR検査されると思うんですが、それ以外に大学内で希望する方に対して検査をするとかですね、そういった大学の学生に対する、学生なり教職員に対する対応というのをお伺いできますか。

(知事)
 まず先ほど申し上げたように、濃厚接触者以外で演習あるいは講義、こうしたものであるいはクラブ活動、こうしたところで接触者として認定していく、ここは大学と保健所の方で今進めているところであります。また、大学との話の中で例えば自分はひょっとしたらという申し出を出た場合、これは接触者として扱うことができますので、窓口を大学として保健所と共に進めていければと考えています。

(四国放送)
 濃厚接触者32人はこれから検査ですか。

(知事)
 そうです。

(NHK)
 153例目の20代の女性の方なんですが、行動歴を見る限り、13日に発症した2日後に大学に通学となってますけれども、これは症状がありながら大学に行かれたということでしょうか。

(知事)
 この方の場合そうですね。13日に咽頭痛と頭痛になっております。その後、14日が行っていなくて15(日)に。というのも15(日)から実は症状が無くなっていたんですね、ということで、14日はお休みになられて15日には行かれたという形かと思います。

(幹事社)
 これで会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。

(知事)
 はい。それではどうぞよろしくお願いします。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議