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祝!「世界農業遺産」認定~にし阿波の傾斜地農耕システム~

3月9日の夜、ビッグニュースがイタリア・ローマから飛び込んできました。何と!徳島が誇る「にし阿波の傾斜地農耕システム」が、FAO(国際連合食糧農業機関)から「世界農業遺産」に認定されたとの速報でした。

この瞬間を心待ちにしていた「徳島剣山世界農業遺産推進協議会」をはじめ、関係者の皆様の粘り強い活動に、心から敬意を表するとともに深く感謝申し上げます。

「傾斜地農耕システム」とは、畑の土壌流出を防ぐカヤのすき込みや独自の農具(サラエ)による土あげ作業で、最大斜度40度の急傾斜地を段々畑を作らず、そのまま農地に利用する伝統農法です。

地域ならではの、そばや山菜、雑穀など少量多品種を栽培する、山間地の環境に適応した持続可能な農業システムなのです。

にし阿波地域は、この度の世界農業遺産をはじめ、観光庁認定の「観光圏」、農林水産省認定の「食と農の景勝地」と、インバウンド対応の「トリプル認定」を受けた「日本で唯一の地域」となりました。

この好機を捉え、「郷土色豊かな食文化」や「美しい山村景観」など地域の魅力を国内外に発信するとともに、滞在型旅行いわゆる「農泊」をはじめ、外国人観光客の受入体制の充実を一層図って参ります。

今月19日はローマで、世界農業遺産認定証授与式。そして、今年8月には三好市でアジア初、第30回記念となる「ウェイクボード世界選手権大会」が開催されるなど、にし阿波が改めて世界中から注目される絶好の機会が到来!

傾斜地農耕システムは、先人から脈々と受け継がれた貴重な財産。今後とも、この「にし阿波の宝」をしっかりと未来へ継承して参りますので、皆様には、ご理解とご協力をよろしくお願い致します!

(徳島県知事 飯泉嘉門)