毎月1点検運動〜みんなで減災対策〜 12月のテーマ「電気等ライフライン」 徳島県内においても、平成26年12月の大雪により、県西部の山間地域で長期間の停電が発生しました。 電機や水、ガスなどの燃料の途絶に備え、家庭では、懐中電灯や乾電池、カセットコンロなどの準備が有効です。 事務所では、自家発電機の整備など必要な対策に取り組みましょう。 まずは、ライフラインが途絶した場合を想像してみましょう。 「オール電化」「プロパンガス利用」「都市ガス利用」「太陽光発電」など、東日本大震災のライフライン復旧実績から、我が家のウィークポイントを考えましょう。 東日本大震災のライフライン復旧実績は、電気の場合、発災当日に11%、1日後に52%、3日後に79%、1週間後に96%復旧しました。 水道の場合、発災から3日後に50%、1週間後に66%、3週間後に88%、5週間後に99%復旧しました。 都市ガスの場合、発災当日に0%、1週間後に9%、3週間後に42%、5週間後に99%復旧しました。 次に、いざというときに困らないため、今から次の様な備えをしましょう。 停電への備えとして必要な物は、以下の通りです。 - 懐中電灯、ヘッドライト、乾電池、ランタン、ラジオ - 充電器 - モバイルバッテリー 断水への備えとして必要な物は、以下の通りです。 - 飲料水(目安:1人1日に3Lを3日分で、合計1人につき9L) - 給水タンク(ポリタンク)、バケツ - 簡易トイレ、ボディシート、水のいらないシャンプー - くみ置き水(風呂の残り湯など) 電気・ガスが止まった時への備えとして必要な物は、以下の通りです。 - 石油ストーブ、灯油、使い捨てカイロ - 簡易コンロ、ガスボンベ - ライター、マッチ 通電火災に注意してください。電気ストーブ、電気こたつ、アイロン等を使用したまま停電した場合、転倒してスイッチが入ってしまった場合などには、電力が復旧した際に「通電火災」と呼ばれる火事につながることがあります。通電火災に気を付ける点は、以下の通りです。 - 避難の際には、家のブレーカーを切りましょう。 - 地震の揺れを感知し、自動的にブレーカーを落とす「感震ブレーカー」を設置しましょう。 とくしま災時記(12月編)(過去に徳島県で12月に発生した主な災害)には次の様な物があります。 - 1605(慶長9)年 12月16日(旧暦) 慶長地震(東海・東南海・南海地震) M7.9 - 1854(安政元)年 12月24日 安政南海地震 M8.4 - 1946(昭和21)年 12月21日 昭和南海地震 M8.0 - 1988(昭和63)年 12月15日〜16日 宍喰・海南町の山火事(60ha焼失) - 2014(平成26)年 12月5日〜6日 県西部の大雪(約900世帯で孤立集落が発生)